東京-千葉の大動脈「京葉道路の立体化」どこまで進んだ? 都内区間の“ボトルネック交差点”、先行対策が効いてる!

国土交通省 関東地方整備局は、2025年度の第2回事業評価監視委員会を9月に開き、国道14号(京葉道路)の「亀戸小松川立体」整備事業について審議しました。

「6→4車線」へと減少するボトルネック部が課題に

 国土交通省 関東地方整備局は、2025年度の第2回事業評価監視委員会を開催。東京都内の国道14号(京葉道路)で進行中の「亀戸小松川立体」の整備事業について審議を行い、最新の状況を共有したうえで事業の継続を承認しました。

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国道14号「亀戸小松川立体」の整備によりボトルネック解消を目指す(画像:関東地方整備局)

 この事業は、江戸川区の国道14号(京葉道路)の荒川と中川を渡る区間において、車線の拡張や効果の整備を行うものです。事業は2つの川を境界に、西側の江東区亀戸9丁目~江戸川区小松川4丁目の「亀戸地区」(延長1.3km)と、同区松島1丁目~大杉1丁目までの「小松川地区」(延長1.2km)の2地区に分けて進められています。

 本事業では、亀戸地区での現道拡幅による6車線化と、亀戸・小松川の両地区で計2か所の立体化を行う計画で、すでに亀戸地区の6車線化は完了となっています。その一方、現状では川を東へ渡ってすぐの地点で車線が6車線から4車線へと減少し、さらに東側で船堀街道と交差する「東小松川交差点」にて慢性的な混雑が発生している状況です。

 この東小松川交差点は、関東地方整備局の「首都圏渋滞ボトルネック対策協議会」の定める主要渋滞箇所にも特定されており、慢性的な交通速度の低下が問題視されています。そのため、2021年度には上り線に左折専用車線が先行整備されており、渋滞長が約30m短縮されるなど、混雑の緩和が図られています。

 小松川地区では今後、まず現道の6車線拡幅を完了させたうえで、東小松川交差点と、その東側の中央二丁目交差点の2か所を一気にまたぐ高架を整備する見込みです。また、中川のすぐ東側で水路をまたぐ「境川橋」(1940年完成、全長24m)も老朽化していることから、事業の一環として架け替えが進行しています。

 現在、小松川地区で工事が主に進んでいるのは、境川橋の架け替えを含む小松川警察署から東小松川交差点の先までのI期区間です。2020年度の前回評価時には一部しか始まっていなかった現道拡幅の工事は現在、同区間全体で行われています。それ以東のII期区間や立体部については未着手となっています。

 また、事業は2016年に施行された「無電柱化の推進に関する法律」に対応するため、2021年に電線共同溝の整備も内容に盛り込まれました。この追加整備や、昨今の材料費や労務費の上昇により、全体事業費はおよそ39億円増額の約456億円となるほか、事業の完了にも当初計画より時間が必要となる見通しです。

【写真・地図で見る】これが京葉道路「亀戸小松川立体」整備の最新状況です

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