「ボーイングが新型旅客機開発」報道→ライバルも“戦々恐々”か!? 旅客機の売り方も変わるかも

アメリカで「ボーイングが新型機開発に乗り出した」と報道されました。この報道が正しければエアバス、さらに中国のコマックも販売戦略の練り直しを迫られるかもしれません。

「787」以降、イチから新型機開発はナシ

 アメリカの「ウォールストリート・ジャーナル」は、ボーイングが150席から200席級の単通路旅客機「737MAX」の後継機開発に乗り出すと報道しました。報道の通りであれば、ライバルの航空機メーカーであるエアバス、そして小型旅客機市場へ進出した中国のコマックも販売戦略の練り直しを迫られるかもしれません。

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ボーイング「737MAX」(画像:ボーイング)。

 ボーイングは2000年代初頭に手掛けた「787」以降、まったくの新型機の開発はしておらず、市場への投入もこれまで2030年代半ばまで棚上げするとしてきました。そのようななかで、今回の報道があったわけです。

 ボーイングの新型機は、大雑把に言って120~200席以上の乗客を乗せる小型の単通路機市場を狙っているとされています。ボーイングは以前、これよりやや大きい「NMA(New Mid Aircraft:新中型旅客機)」と呼ぶ開発構想を2015年から掲げていました。しかし、2020年に始まった新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な感染拡大や737MAXの事故を受けて棚上げにし、新型機の市場投入は2030年代半ばまで繰り延べにしたとされています。

 今回、表面化した新型機構想における具体的な座席数や航続距離までは明らかになっていません。なお、2024年にも一度、新型機開発へゴーサインがいよいよ出るのかと観測されもしましたが、その後の音沙汰はありませんでした。

 しかし、ボーイングが新型機開発へ乗り出すとなれば、当然ライバルのエアバスは、同じ小型機市場でのテコ入れを図るのは間違いないと筆者は考えています。さらに、小型機市場へは中国のコマックも割って入ろうとしているだけに、今後はコマックの対応も関心を呼ぶでしょう。

【画像】デカすぎ…! これが翼に驚愕機構が備わる「ボーイングの次世代大型旅客機」です

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