成田への新しい選択肢「成田シャトル」誕生 大崎発着、空港アクセス以外の役割も

座席には、あえてUSB

 運行の中心となるウィラーは、この路線にハイデッカーの新車両を6台導入。総革張りの4列シートは全49席で、それぞれに充電用USBポートが取り付けられ、無料のWi-Fiも装備。ウィラーによればこの路線は、「成田空港の年間利用者4000万人のうち、2000万人を占める外国人のお客様を意識」しており、「外国の電子機器が日本のコンセントに合わないことを考慮して、あえて、世界でほぼ共通のUSBポートにした」といいます。

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新車両のシートは総革張り。シート色は白と黒の2種類があり、車両によって異なる(2016年10月31日、中島洋平撮影)。

 このほか、ウィラーでは夜行バスで運用しているカノピー(頭部を覆う折りたたみ式の幌)付きシートを搭載する「リラックス」車両も投入。京成バス、千葉交通の車両も含め、便によって36席から49席までのバリエーションで運行されます。

 ウィラーが目標とする1日平均利用者数は1000人。中国の「春節」や「国慶節」など、利用増が見込まれる時期には増便の可能性もあるそうです。

【了】

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コメント

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3件のコメント

  1. 「外国の電子機器が日本のコンセントに合わないことを考慮して、あえて、世界でほぼ共通のUSBポートにした」

  2. LCC格安航空会社だけに留まらず、空港アクセスバスも格安路線とは・・・
    「東京シャトル」が運行開始された時に、新規参入バス会社だけでなく大手電鉄系バス会社が含まれていた事に衝撃。
    利用者側は「安いに越したことない」と大歓迎だろうが、ここにもデフレスパイラルの一要素が。

    • 追記

      結局運転士さん達が、安月給という形で低運賃のとばっちりを受けてしまうんだろうな。

      それを考えると、複雑な気分・・・。

      実際、2000円くらいでも構わないよ。