パイロットの夢、1000万円で現実に 訓練学校代表に聞く「なり手不足時代」の就職事情
【写真】「J」と「DJ」、2種類ある空自F-15「イーグル」
Writer: 関 賢太郎(航空軍事評論家)
1981年生まれ。航空軍事記者、写真家。航空専門誌などにて活躍中であると同時に世界の航空事情を取材し、自身のウェブサイト「MASDF」(http://www.masdf.com/)でその成果を発表している。著書に『JASDF F-2』など10冊以上。
1981年生まれ。航空軍事記者、写真家。航空専門誌などにて活躍中であると同時に世界の航空事情を取材し、自身のウェブサイト「MASDF」(http://www.masdf.com/)でその成果を発表している。著書に『JASDF F-2』など10冊以上。
渡米したりスクールで免許を取っても、仕事に就けない奴は大勢いる。
身体検査や訓練をパスして免許取得、なんとか航空会社に就職したものの、試験に落とされ、地上勤務に左遷される人は少なくない。
この、関って人は三流記者だな。就職後の実態を完全に無視してスクールの教官にしか取材していないのか。
そのうちに先祖代々パイロットの家柄出身の世襲パイロットが多数を占めたりするのだろうか。
プロ の パイロット にとって最も必要なことは、生まれつきの能力の一つである「注意力の分散」を含めた「操縦適性」である。学生を「首」にすると航空局の予算が余るので、何十年間も学生の エリミネート が無かった航空大学校を除き、自衛隊では操縦訓練生の 2 割 しか パイロット になれなかった。航空大学校出身者でも計器飛行ができずに入社後に地上職になった者、機長になれずに副操縦士のままで定年を迎えた者もいた。自社養成者でも同じことがいえる。かつて パイロット 養成の現場では 「たとえ ダイアモンド を捨てても、石( 操縦適性の無い者 )を拾うな 」と言われてきた。運動神経の発達と操縦とは無関係であり、まじめ、一点集中など人間的に好ましい性格の持ち主は、往々にして操縦適性に欠ける場合が多い。( 元 民間航空の 機長 )