高速道路に「ナゾの緑のライン」が引かれていました。これは何なのでしょうか?どう運転すれば?→実は“ドライバー想いの有能設備”だった

高速道路の路面中央付近に、見慣れない「緑色の実線」が連続して引かれている場所があります。これはどういう意味があり、ドライバーはどのように走ればよいのでしょうか。

どう走れば…?

 高速道路の路面中央付近に、見慣れない「緑色の実線」が連続して引かれている場所があります。これはどういう意味があり、ドライバーはどのように走ればよいのでしょうか。

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車線の真ん中付近に引かれた緑の線。京奈和道で(乗りものニュース編集部撮影)。

 結論からいうと、この線は「車両誘導線」と呼ばれ、クルマで跨いで走るのが正しい方法です。実は、ドライバーの安全を考えた設備でもあります。

「車両誘導線」は、車線の中央よりやや右側に引かれています。線が運転席の真下に来るように走ることで、中央分離帯のワイヤーロープ式防護柵との適切な間隔を保ちながら走行できます。

 この区間は暫定2車線で、中央分離帯にはワイヤーロープ式防護柵が設置されています。しかし、過去には防護柵への接触事故が多発したこともあり、安全対策として緑の線が引かれました。

 なお、「車両誘導線」はもともと秋田県で考案され、暫定2車線の高速道路で導入されたのが始まりです。

【これが正解】「緑の線」の走り方と“実際の様子”(画像/写真)

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