海自の最速艦と中国艦が睨み合い!? ミサイル駆逐艦など2隻が鹿児島沖に出現 太平洋に出る
防衛省・統合幕僚監部は、大隅海峡を中国海軍の艦艇が航行したと発表し、自衛隊が撮影した当該艦艇の写真を公開しました。
大隅海峡に現れた中国艦の写真を防衛省が公開
防衛省・統合幕僚監部は2025年10月20日、大隅海峡を中国海軍の艦艇2隻が航行したと発表し、自衛隊が撮影した当該艦艇の写真を公開しました。

防衛省によると、今回確認されたのは、中国海軍のドンディアオ級情報収集艦とルーヤンIII級ミサイル駆逐艦です。
ドンディアオ級情報収集艦は10月18日の午後3時頃、鹿児島県の口永良部島の西約80kmの海域に出現。18日から19日にかけて、大隅海峡を東に進み、太平洋に向けて航行したとしています。ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦は、10月19日の午前1時頃に口永良部島の西約40kmの海域に出現し、同じく大隅海峡を航行して太平洋に向かったとしています。
これに対して自衛隊は、第11護衛隊に所属する護衛艦「あまぎり」、第3ミサイル艇隊に所属するミサイル艇「おおたか」、第1航空群のP-1哨戒機により警戒監視・情報収集を行ったそうです。
「おおたか」は、海上自衛隊が6隻保有するはやぶさ型ミサイル艇の3番艇で、全長約50m、基準排水量200トンという小型船ながら、搭載するガスタービンエンジン3基によって最大44ノット(約81.5km/h)を発揮することが可能です。このスピードは海上自衛隊が保有する艦艇のなかでは最速を誇ります。
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