「現行運賃では収支改善は困難」 札幌市電、値上げを国に申請
2016年11月9日、札幌市交通局が市電運賃の変更を国に申請しました。認可が下りれば、2017年4月1日から新運賃に改定される見込みです。
2015年に環状運転を始めた札幌市電
札幌市交通局は2016年11月9日(水)、国土交通大臣に対し、市電運賃の変更認可を申請しました。
路面電車の運賃は均一制。今回の申請はその運賃を値上げする内容で、例えば普通運賃(大人)は現行170円から200円に、1か月の通勤定期運賃は7550円から8040円に、通学定期運賃(大人)は5250円から5760円にそれぞれ改めるというものです。改定は2017年4月1日(土)に予定されています。
札幌市交通局によると、消費税率改定に伴い2014年10月に普通運賃を除き定期運賃などへの転嫁が行われましたが、それ以外の本格的な運賃改定は1992(平成4)年4月以降見送られてきました。しかしそのあいだも乗車人員は減少傾向にあり、経営悪化が見込まれたことから、2001(平成13)年より存廃を議論。2005(平成17)年には市民の意向や路面電車の特長などを踏まえ、存続が決定されました。
最後の3行で、運賃改定後の3年間の収入・支出それぞれの合計が1桁違っているように思います。
ご指摘ありがとうございます。
訂正させていただきました。