「現行運賃では収支改善は困難」 札幌市電、値上げを国に申請

新運賃が認可されると収支はどうなる?

 その後、路面電車を活用したまちづくりが推進され、2015年12月には路線が0.4km延伸し環状運転が開始されたほか、新型低床車両3両が導入されました。

 しかしサービス水準を維持するための修繕、保守や車両の老朽化対策などに要する費用の増加が見込まれる一方、路面電車の経営は依然厳しい状況であり、今後も現行の運賃では収支改善を図ることは困難であることから、値上げを申請するといいます。

 2015年度の軌道部門は、収入12億3100万円に対し、支出は13億4900万円で1億1800万円の赤字でしたが、今回の申請が認可されると、2017~2019年度の3年間で収入43億1400万円に対し支出は43億6200万円になり、赤字は4800万円まで減らせると試算しています。

【了】

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コメント

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2件のコメント

  1. 最後の3行で、運賃改定後の3年間の収入・支出それぞれの合計が1桁違っているように思います。

    • ご指摘ありがとうございます。
      訂正させていただきました。