日本のクルーズは終わるのか? 「三菱ショック」と「欧州の隆盛」、明暗分かれたワケ

「創業30年」のジンクス? 日本の「クルーズ」が生き残るカギは…

 欧州では隆盛を極めるクルーズ業界ですが、一方、日本では海運会社によるクルーズ事業での苦戦を目の当たりにしているせいか、旅行会社や航空会社、観光会社などは、クルーズには二の足を踏むばかりです。

「とりわけ旅行会社にリスクを負わないという経営姿勢が強く、投資額の大きいクルーズ船への出資者になろうとしない」と、船会社からの不満も聞こえます。

「国内の各種規制が大きすぎる」「天候、海象が荒い」「日本人はあまり社交的でない」――日本のクルーズが伸びない理由についてはこの30年間、同じような言葉が繰り返されてきました。しかし船会社側にも反省はあるようで、消費者の動向を知る旅行会社などに「たとえば、新造船投資の手伝いをしてみようか」(クルーズ会社トップ)という気にさせるほどの、事業の広がりを模索できるような業界戦略が欠如しているのでは、といった反省もあるようです。

 日本の船会社は創業から30年を目前にして、新造船建造と同時に、新たな広がりを創りだすべき時期に差し掛かっていると言えましょう。その自覚がなければ、「企業30年寿命説」が、ここでも証明されることになるかもしれません。

【了】

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コメント

8件のコメント

  1. 鉄道では、JR東、JR西と相次いでクルーズトレインを投入するのだから、需要がないわけではない、と思うけど。
    誰かが、JR九州のような火付け役になれば、変わる気がする。

  2. >鉄道では、JR東、JR西と相次いでクルーズトレインを投入するのだから、需要がないわけではない

    悪いけど、日本人のほとんどはそんなもの利用してねえよ。
    一部の金持ち野郎と外国人セレブばっか。

    そもそも、客船クルーズで巡りたいような観光地が日本のどこにあるんだよ。

  3. 需要あるとすれば、豪華クルーズより船上ライブツアーの方。容易にホールが建設出来ない側面もある。既にAKBGも動いている。

  4. 造船のお話なのかクルーズのお話なのか中途半端な気がしました、造船に関して言えば三菱造船が細かい注文をうける内装を手掛けるのはかなり負担だったのではとも
    そういったところは欧州がとても強いのだなと痛感しています

  5. 日本人はせっかちだから、船でゆったりって観光はあまり好きじゃないのかもしれませんね。それよりは観光地を忙しく駆け巡って観光して終わりってのが多いですね。国民性じゃないですかね。また、ゆったり楽しむような休みも無かったりしますし。定年退職後じゃないと難しいでしょうね。

  6. そもそも、海外がやっているから日本も、という発想がおかしい。日本だからこう、という視点と戦略で物を考えるべき。最近のカジノも同様、日本ならではの方法を問うべき。

  7. 先日家族で都心から千葉方面をドライブして、帰りはフェリーを使ったがつくづく我らは庶民と実感した。
    行き交う船を眺めるは興味深くも寒くてデッキからすぐに船内に撤退。東京湾横断の僅かな時間ではあったが息子と妻のつぶやき。世界一周クルーズとか言うけど飽きそうだね…。おいおい寂しいこと言うなよ、こりゃ足として極めて有益便利なフェリーなのであってそれとはちゃうわいと思ったものの自身もドレスコードやら考えると船旅より飛行機で現地へ行ってという方があってるかなと。無論然様なクルーズ船には乗ったことがないのだけれど。

  8. クルーズ船もいろいろな部屋のタイプがあって内側だと安いし周りを見たければ上に行けば
    360度見られる、私の場合は安いのに泊まって回数を増やすことにしている。
    値段も地上を行くのと大して変わらない、地中海やカリブ海でも7泊ぐらい、
    日本からだと10日~12日ぐらいでいけます。飛行機の往復で疲れる。
    いろんな国の人がいて下手な英語で外交努力をしているつもりです。地上の旅より
    みんな休みだから返って無駄話もできる。日本人も結構たくさんいます。最近中国人も
    増えてきたようにおもいます。25万トン以上の船でもカジュアル船だと安いですよ。
    それにしても日本に外国船が来て稼いでいるのに日本の船は外国で見かけません。
    残念残念、長くなってすみません。