【空から撮った鉄道】3300tの巨大橋桁が動いた! 京急の「名物橋」でじわじわ進む世代交代 「見慣れた景色がガラッと変わっていく」

京急本線の泉岳寺~品川~北品川~新馬場間で連続立体交差事業が進行中です。八ツ山に新たな橋梁が架かりました。

この記事の目次

・3300tの橋桁を「じわじわ」スライド

・架橋技術の精巧さと大胆さに感銘

【画像枚数】全10点

3300tの橋桁を「じわじわ」スライド

 京急電鉄の連続立体化交差事業工事の進捗は、「空から撮った鉄道」で何度かお伝えしてきました。2026年2月末に大きな動きがあり、品川駅の南に位置する八ツ山橋梁「八ツ山跨線線路橋」が、ついにJR線をまたぎました。そこで3月29日に現場上空を空撮し、大きく変わりつつある八ツ山付近を記録しました。なおこの記事では、八ツ山跨線線路橋という正式名称を「八ツ山橋梁」と称します。

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新たな橋梁、現行の緑色のトラス、赤い京急電車を比較する。このように1枚に切り取ると、いかに新橋梁が巨大か分かる(2026年3月29日、吉永陽一撮影)

 八ツ山橋梁は既存のトラス橋を架け替え、送り出し工法によって新たなトラス橋を架設します。送り出し工法は主に足場が組めない状況で用いられる工法です。八ツ山にはJR在来線が8線と東海道新幹線が2線あるため、この工法が採用されました。

 新しいトラス橋の前部は前方仮設トラス、後部には後方仮設トラスが接続されており、前後の仮設トラスがガイド役となります。上空から見ると白亜の本設トラスの前後に灰色の仮設トラスがつながり、一つの大きなトラス橋が品川駅の南側に鎮座していました。

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手前に新橋梁を入れて品川駅と高輪方面を遠望する。前方架設トラスの架かった工事箇所は結構目立つ。総重量3300tの威容である(2026年3月29日、吉永陽一撮影)

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Writer:

1977年、東京都生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、建築模型製作会社スタッフを経て空撮会社へ。フリーランスとして空撮のキャリアを積む。10数年前から長年の憧れであった鉄道空撮に取り組み、2011年の初個展「空鉄(そらてつ)」を皮切りに、個展や書籍などで数々の空撮鉄道写真を発表。「空鉄」で注目を集め、鉄道空撮はライフワークとしている。空撮はもとより旅や鉄道などの紀行取材も行い、陸空で活躍。日本写真家協会(JPS)正会員、日本鉄道写真作家協会(JRPS)会員。

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