「ハイエースは変わらなければならない」 挑戦の途中の“ハイエースコンセプト”JMSで披露 もはや「走る部屋」だぞコレ
トヨタがシャパンモビリティーショー(JMS)2025において、「ハイエースコンセプト」を世界初公開しました。実際に見てみると、まさに次世代の「ハイエース」のコンセプトを伺わせる内容でした。
ハイエースは変わらなければならない
ハイエースは、グローバルにおいては2019年2月にフルモデルチェンジされ、新型の300系が投入されています。この乗用車タイプは日本でも「グランエース」として一時期導入されていました。
 
                
                  
                しかし、日本のハイエースは、2004年に登場した旧型の200系のままで、かれこれ21年前のモデルです。
これはモデルチェンジしないのではなく“できない”と言うべきでしょう。なぜなら、300系は大きすぎて、日本のニーズには全く合わないからです。
このハイエースコンセプトは、小型貨物自動車に分類される「4ナンバーサイズで作った」ことが会場では強調されていました。すなわち、全長4700mm未満、全幅1700mm未満、全高2000mm未満というサイズです。それより大きくなると1ナンバーの普通貨物自動車となってしまい、維持費が上がってしまいます。
それでも「ハイエースは変わらないければならない」と説明員は話しました。
ハイエースコンセプトは300系と同様、ボンネットのないキャブオーバー型から、短い鼻先を持つセミボンネット付きボディとっています。これは「衝突安全性能を満たすために必要なこと」だと話します。
つまり、200系のサイズ感を維持したうえで、ボディの刷新で安全性能を大幅に高め、かつ、進化したユーティリティを具現化することに挑戦したのが、このコンセプトモデルというわけです。
ピラーレス構造の強度をはじめ「課題はまだ多い」とのことですが、今回のコンセプトから、次世代のハイエースの方向性が見えてきそうです。
 
                
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