「EV界の巨人」の“最初の小型トラック”初公開!「日本市場にアジャストさせてます」一体どこが?

中国の大手電気自動車メーカー「BYD」が新たな電動トラックを初公開しました。どのような特徴があるのでしょうか。取材すると、「日本市場をこれまでにないほど意識した」仕様であることがわかりました。

トラックドライバー不足に対応?

 BYDではこれまでも世界各国でEVトラックを発売してきましたが、この「BYD T35」のような小型トラックを開発・販売するのは今回が初めてだといいます。

 BYDの社員の説明によると「BYD T35」は普通免許で運転することが可能で、車体は日本の法規・寸法に対応した専用設計となっているそうです。つまり、このEVトラックでは、大型トラックのように中型免許などを新しく取得することなく運転をすることができ、新人ドライバーにも労働機会の窓口を広げることになります。

 日本のいすゞ自動車でも、同様な理由により普通免許対応小型トラックとして「エルフミオ」を販売していますが、BYD社も車体自体の性能や機能ではなく、そのマーケットに合わせた専用モデルの開発・販売を行ってきたことに注目すべきなのかもしれません。

 なお、「BYD T35」の発売は来年の春頃を予定しているそうです。

【日本車みたい!?】これが、BYDトラックの車内です(写真)

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雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info

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