「ダッシュボードにぬいぐるみズラリ♪」 なぜクルマを「部屋化」するのか?専門家が指摘するその心理とは
フロントガラスにぬいぐるみを飾ったり、クラブ風照明に改造したりと、クルマを自分の部屋のように飾る人がいます。この行動の裏にある心理とは何なのでしょうか。
「クルマの部屋化」をする際は安全最優先で
古くから日本に伝わるデコトラ文化も、こういった心理によって進化していったものだと思いますが、島崎教授は「それ自体は悪い行動ではない」としながらも、あくまでもクルマであるからには、大前提として「安全を損なわない工夫はすべきだ」と警鐘を鳴らします。
                
                  
                「たとえば『装飾によって視界を遮ることになった』『飾っていたぬいぐるみが走行中に落ちて、ブレーキペダルの下に入り込んでしまった』といったことがあれば、重大な事故につながりかねません。
言うまでもなく、クルマは部屋のように飾れる空間ではありますが、あくまでも走行中の安全が最優先です。好きなものを取り入れつつ、交通リスクを高めないように工夫することをぜひ意識してほしいと思います」(島崎准教授)
二輪車に乗る人のあいだでは「他車からの視認性を高めるために『派手な色の服』を着たほうが良い」という考え方があります。これを四輪に応用すれば、クルマ自体も「派手なほうが他車からの視認性が高まる」と言えなくもありません。
なお、島崎准教授が参加するポッドキャスト番組「プロフェッショナルドライブ」では、こういった運転心理の疑問などをわかりやすく解説しています。
※島崎 敢准教授が出演するトラックドライバー応援Podcast「プロフェッショナルドライブ」 https://prodora.jp/
Writer: 松田義人(ライター・編集者)
1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。





コメント