中央道の「新小仏トンネル」貫通めど立つ! 最悪の渋滞ポイント「小仏/相模湖」解消に近づく 今後は“下道”も激変!?
国土交通省 相武国道事務所は2025年11月13日、第13回目となる「中央道渋滞ボトルネック検討ワーキンググループ」を開催。渋滞対策として進められている数々の改良工事について進捗を共有しました。
「新小仏トンネル」そろそろできます…?
国土交通省 相武国道事務所は2025年11月13日、第13回目となる「中央道渋滞ボトルネック検討ワーキンググループ」を開催。渋滞対策として進められている数々の改良工事について進捗を共有しました。
渋滞が慢性化している中央道の東京・神奈川区間では、ボトルネック部に対してピンポイントで車線を増設するため、大きく5つの「付加車線」設置工事が行われています。
●上り線「新小仏トンネル」
このうち、休日午後を中心に必ずと言っていいほど上り線の長い渋滞が発生する都県境の「小仏トンネル」区間については、山側にもう1本「新小仏トンネル」経由の別線を建設しています。これにより、上り線は1車線分を別ルートとして設けることで、2車線からいわば「2+1車線」の形態になります。
長さ2300mとなる新小仏トンネルの建設は2020年にスタートし、2025年9月時点で約2000mまで掘削が完了。一時は地山の状態が悪く掘進速度の低下が報告されていましたが、順調に進めば、2026年春頃には東側(東京側)の坑口が貫通見込みだそうです。
西側(山梨側)の坑口については、既存の本線から新小仏トンネルまでをつなぐ「新底沢大橋」の東京側の施工完了後となるそうです。上り本線からは見えづらいですが、すでに小仏トンネルの手前の山側には、最大高さ50mに及ぶ新底沢大橋の新たな橋脚が3基立ち上がっています。最も東京側のもう1基の橋脚および橋台部についても2025年8月から工事に着手しているということです。
なお、新小仏トンネル経由の1車線は、そのまま八王子JCTのランプまで延び、圏央道へ直結する線形となります。





コメント