中央道の「新小仏トンネル」貫通めど立つ! 最悪の渋滞ポイント「小仏/相模湖」解消に近づく 今後は“下道”も激変!?

国土交通省 相武国道事務所は2025年11月13日、第13回目となる「中央道渋滞ボトルネック検討ワーキンググループ」を開催。渋滞対策として進められている数々の改良工事について進捗を共有しました。

国道も激変!? 下り線「相模湖IC付近」

 下り線の相模湖IC手前の区間は、上り坂となるため、ここを先頭に長い渋滞が発生しています。この部分へ約2kmにわたって付加車線を設置する工事も、一部橋梁の下部工工事に着手しています。

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下り線の渋滞対策工事の準備として建設している国道20号の仮橋。2024年(画像:NEXCO中日本八王子工事事務所)

 ただ、この周辺では相模湖に面した崖上の限られたスペースに、国道20号、JR中央本線、中央道が通っており、工事用道路や施工スペースの確保が課題となっています。しかし今後、並行する国道20号が大きく変化し、中央道の工事も本格化する見込みです。

 湖岸に沿う国道20号はクネクネとカーブが続き、中央道の与瀬第一橋の前後は山側でヘアピンカーブを描いています。ここで中央道の橋桁を湖側に拡幅する工事を行うため、ヘアピンカーブよりも湖側の谷をまたぐように、国道20号の「仮橋」を建設しています。

 今回、この「仮橋」の国道接続部の協議が2025年7月に概ね完了したことが報告されました。仮橋が完成し、こちらへ国道20号の交通を切り替えることで、国道のヘアピンカーブ部分を中央道工事の施工ヤードにする計画です。

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 このほか、東京側上り線の「三鷹バス停付近」付加車線(約3km)工事については、概略設計が概ね完了。下り線「日野バス停付近」付加車線(約7km)については概略設計および本線のリニューアル工事事業との調整を行っているということです。

 NEXCO中日本東京支社によると、新小仏トンネルおよび相模湖IC付近の対策が先に完了する見込みだそうです。

【進んでる!】これが「新小仏トンネル」の最新進捗です(地図/画像)

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