中古車価格は“踊り場”へ…でも「下がる気配ナシ」なぜ? レンタカー大量放出 vs 海外の爆買い
コロナ禍以降、高騰を続けてきた中古車価格は、2025年に入り「踊り場」を迎えています。しかし、新車の供給が回復し、レンタカーも市場に流入しているのに、価格は大きく下がりません。その背景に何があるのでしょうか。
それでも価格が下がらない! オークションを支配する海外バイヤー
国内の供給が増えているにもかかわらず、中古車価格全体が高止まりしている最大の理由は、記録的な活況を呈する輸出市場にあります。
2024年に過去最高の約156.7万台を記録した中古車輸出は、2025年もその勢いを維持し、年間160万台超の新記録も視野に入っています。
この猛烈な輸出を後押ししているのが、歴史的な円安です。1ドル150円を超える為替レートは、海外のバイヤーにとって日本の高品質な中古車が「格安」で手に入る状況を生み出しています。
ここで中古車価格の綱引き要因をまとめてみましょう。
価格が下がる要因としては新車の供給が回復し、下取り車が増加したり、割安な「レンタアップ車」が市場に大量流入したり、さらには自動車ローン金利の上昇で、国内の購買力が低下したりといったことが挙げられます。
一方、価格が上がる要因としては歴史的な円安で、海外からの買いが殺到することや、SUVやミニバンなど、特定の人気車種は海外需要で価格が決定していることが挙げられます。
この結果、日本の中古車オークションは、もはや国内の需給だけでなく、海外の需要で価格が決まる「国際商品取引所」のような場へと変貌しています。
特にSUVやミニバン、ハイブリッド車といった海外で人気の車種は、国内の景気とは関係なく、海外バイヤーの購買力によって価格が吊り上げられているのが実情です。
この複雑な市場は、消費者にとってリスクとチャンスが混在しています。では、どのように行動するのが賢い選択なのでしょうか。





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