75年目の真珠湾、邦人は少なく 「勝ち戦」の視点から見る太平洋戦争の「幕開け」

年間約150万人もの日本人が訪れるといわれるハワイですが、「太平洋戦争」開戦の舞台となった真珠湾にその姿は少ないといいます。2016年12月8日(日本時間)は、開戦75周年という節目の日。現地ガイドの話などを交え、75年目の真珠湾を改めて眺めてみました。

75年目、いまだ「血」を流す戦艦「アリゾナ」

 1941(昭和16)年12月8日(ハワイ時間7日)、大日本帝国海軍は正規空母6隻および重巡洋艦2隻から発進した数百機の航空機によって、アメリカ海軍の重要拠点、ハワイ・オワフ島の「真珠湾(パールハーバー)」を空襲しました。

 結果、米海軍戦艦を実に8隻あまり撃沈・撃破する大打撃を与えました。なかでもペンシルベニア級戦艦「アリゾナ」は大型貫通爆弾が弾薬庫を誘爆させ、艦首が完全に吹き飛ぶという激甚なる損傷を受け、修復による現役復帰を断念。のちに真珠湾攻撃の傷跡を遺す記念館として保存されることになりました。現在も真珠湾の海底に残るその艦体からは油が漏れ続け、湾内を汚染しています。

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真珠湾に停泊する戦艦「ミズーリ」。その周辺の海面には、戦艦「アリゾナ」から流れ出た油膜が広がっている(福田信久撮影)。

 軍事マニアが高じ、宮崎県から真珠湾へやって来たという30代男性は、「戦艦『アリゾナ』はあのとき以来75年間、いまも血を流し続けているんです。まだまだ歴史と呼ぶには生々しい現実だといえるのではないでしょうか」と話しました。

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コメント

3件のコメント

  1. ミズーリ号上の降伏文書署名は9月3日ではないし、開戦時、真珠湾にいた戦艦は8隻「あまり」もいなかったし、、、アリゾナの重油は「血」であるなら、汚染という言葉も使わない、普通の心を持つ人は。

  2. アメリカ視点ということは日本が悪者になっているということ。誰がそんなところにわざわざ行くものか。

  3. 「ノーモア・ヒロシマ」といえば「リメンバー・パールハーバー」なのだが、戦争を勝者と敗者ではなく正義と邪悪で弁別すると、正義の行為は終わらない。