「この飛行機、6畳の“お茶の間”で自作しました」→驚愕の制作現場とは? 型破り機が日本の空を駆けるまでの経緯

飛行機は用途や使われ方によって無数の種類があり、小さいものでは個人が自分の自宅で作ることも可能です。その制作現場を見ると、驚きの光景が広がっていました。

紙飛行機から始まって自作機に行き着く

 藤田さんは子供の頃から工作と乗りものが好きで、空の世界に興味をもったときも最初に手にしたのは自分で作れる紙飛行機だったそうです。そして、興味の対象は紙飛行機、ゴムでプロペラを回して飛ぶ模型飛行機、ラジコンへと進化していき、最後は自分が乗って操縦できる飛行機にたどり着きます。

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自宅でキット・プレーンを組み立てた藤田恒治さん(布留川 司撮影)。

 もっとも、飛行機を飛ばすには操縦ライセンスや手続きが必要となり、費用や手間はこれまでのラジコンのように簡単にはいきません。しかし、マイクロライトプレーン(超軽量動力機)という飛行機であれば、パイロット免許は不要(安全講習受講や自主トレーニングは必須)で、なによりも自作した飛行機を飛ばすこともできると分かり、藤田さんはマイクロライトプレーンの世界に飛び込んでいきます。

 最初に購入して作った機体はハンググライダーにエンジンと車輪を付けたような機体でしたが、自身で機体を組み上げて、それを試行錯誤しながら飛ばすという工程が楽しく、藤田さんはマイクロライトプレーンのどんどん世界にのめり込んで行ったそうです。作り上げた機体に慣れてくると、次の別の自作機をキットで購入して組み上げる――。こんな感じで様々な種類のマイクロライトプレーンを自身で製作・操縦したそうです。

【写真】これが「お茶の間で飛行機組み立て」驚愕シーン&操縦席です

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