「この飛行機、6畳の“お茶の間”で自作しました」→驚愕の制作現場とは? 型破り機が日本の空を駆けるまでの経緯

飛行機は用途や使われ方によって無数の種類があり、小さいものでは個人が自分の自宅で作ることも可能です。その制作現場を見ると、驚きの光景が広がっていました。

6畳の茶の間で製作開始

 パーツ一式を入手した藤田さんは、それを自宅の6畳の茶の間にブルーシートを敷いてそこで組み上げていきます。木製素材の場合、木くずや加工で匂いがすることもあるそうですが、金属ならばそれほどゴミが出ないのがその理由だそうです。

Large 20251203 01
機体側面には「ウルトラクルーザー」の名前と、製作者として藤田さんの名前が入れられている(布留川 司撮影)。

 パーツは専用の工具が必要な部分以外はバラバラの状態で届き、それを約2年の歳月を掛けて飛行機の形に組み上げたそうです。 「2年間も部屋が飛行機に占拠されて、家族は何も言わなかったんですか?」と藤田さんに聞くと、「2人の子供も独立して子供の部屋も利用できるので問題なかったです」と目を反らしながら答えてくれました。

 最初に購入した「ウルトラクルーザー」は2003年に完成します。その後の調整飛行を6年ほど続けて自分の思い通りの飛行機になった頃に、改良されたキット・プレーンを購入して「ウルトラクルーザー」の2号機の製作を開始。今度は茶の間ではなくガレージを作業場にして組み立てたそうです。 2号機は2010年に完成し、いまも藤田さんの愛機として定期的にフライトを楽しんでいるそうです。

 マイクロライトプレーンは場外離着陸場などの登録された場所の周辺空域しか飛ぶことができず、機体は移動の手段ではなく、純粋に操縦と飛行を楽しむだけのものです。それゆえに一般航空機よりも手続きは簡易的で、自作機を飛ばすこともできます。

 世間では飛行機を操縦する人々をパイロットと一括りで呼んでいますが、実際には仕事や趣味とその飛行機に対する接し方はさまざまです。藤田さんのように飛行機を作ることから始まり、それを操縦するというのは特殊な部類にも思えますが、それらを楽しめることが自作航空機の醍醐味なのかもしれません。

【写真】これが「お茶の間で飛行機組み立て」驚愕シーン&操縦席です

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス
  2. 「春日部」から独立「県内8番目のナンバープレート」実現なるか? 新「ご当地ナンバー」導入へ早くも動き これから各地で?
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. 東京のベッドタウンにできた「道の駅」ウワサ通りの大盛況! 海ないのに「海産物がうまい!」…それこそが人気の秘訣?
  5. 総武線と常磐線を結ぶ「新たな路線」が2030年代後半にも開通へ 最新のイメージが映像で公開! 事業化へ検討加速
  1. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  2. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス
  3. ロシア海軍のステルス艦が「大炎上」 ウクライナの攻撃で撃破される瞬間を捉えた映像が公開
  4. 「春日部」から独立「県内8番目のナンバープレート」実現なるか? 新「ご当地ナンバー」導入へ早くも動き これから各地で?
  5. 空母化進む「最大の護衛艦」がフェリーと並んだ! 大きさの違いが際立つショットを海自が公開