東名IC付近の「強烈ボトルネック」ついに改善へ! 国道1号バイパス立体化「まず上り線から」2026年度開通
国道1号静清バイパス「清水立体事業」の上り線が、2026年度内に開通する見通しです。
「清水立体事業」上り線から開通へ
国土交通省中部地方整備局静岡国道事務所は2025年12月2日、国道1号静清バイパスの「清水立体事業」について、上り線2.4kmが2026年度内に開通する見通しだと発表しました。
静清バイパスは、静岡市の清水区興津東町(興津IC)から駿河区丸子二軒家(丸子IC)までを東西に結ぶ延長24.2kmの道路です。
2018年12月に丸子藁科トンネルが完成して全線4車線化が完了。そして現在は、唯一平面区間として残る東名清水IC周辺を高架化する清水立体事業が進行中です。ここは平均旅行速度が20km/hを下回るという強烈なボトルネックとなっています。
この工事は当初2026年春頃の開通を予定していましたが、2023年7月に橋桁が落下し作業員8人が死傷する事故が発生し、一時中断。その後、静岡国道事務所はこの事故を踏まえ、安全最優先で工事を再開し進めてきたといいます。
そして、事故で落ちた尾羽第2高架橋を含む上り線全ての橋梁上部工事が完了したことから、工程を精査した結果、2026年度内の開通見通しが立ったとしています。
高架2車線の上り線が開通すると、混雑する庵原交差点なども立体交差で通過できるようになり、渋滞緩和や安全性向上が期待されます。
静岡国道事務所によると、上り清水IC→清見寺IC間の所要時間は、開通する高架を使うと2分ほど短い約3分に短縮される見込みです。
なお、下り線も開通時期は「未定」ですが、引き続き安全最優先で工事を進めるとしています。





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