東京の木材で戸越銀座駅「木になるリニューアル」 その目的・効果は 東急

のれんがひるがえる、ホームから改札口まで10歩の駅

 戸越銀座駅で行われた今回のリニューアルでは、内外装の改修以外に、ホーム屋根の建て替え・延伸で屋根がホーム全体へかかるようになったほか、木製ベンチ、駅シンボルマーク、のれんの設置、トイレの建て替えも行われています。

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「のれん」と「シンボルマーク」が設置された新しい戸越銀座駅。左端は戸越銀座商店街連合会のマスコットキャラ「戸越銀次郎」(2016年12月11日、恵 知仁撮影)。

 東急電鉄はこれまで、多摩産材の原産地である東京都あきる野市で環境学習「多摩の森とつながるツアー」や、地域の人々に駅への思いをつづってもらうイベント「想いが実になる木」、東京大学との連携で街のさらなる魅力を発見するためのワークショップを開催するといった施策を展開。今後も地域住民に愛される駅、沿線づくりに取り組み、さらなる沿線の活性化に努めていくそうです。

 ちなみに「想いが実になる木」へは、「ホームから改札口まで10歩!だなんてこんなにやさしい駅があるなんて! しかも“木”だよー♪」「小じんまりしたアットホームなこの駅が、大好きデス。職場に運んでくれてありがとう!」「戸越銀座歴12年になります。住みやすく離れられません。これからもこの雰囲気保たれますように…」といった“想い”が寄せられています(いずれも原文ママ)。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. 紺と黄色の車両って、小田急の旧塗装に似ていますよね。
    小田急も東急も元々は大東急だったからかな?