JR東海、在来線にもホームドア導入へ 幅広間口で多様な車種に対応

JR東海が在来線向けに開口部が広いホームドアを試作。名古屋市の金山駅で実証実験を行う予定です。

さまざまなドア位置の違いに対応

 JR東海は2016年12月14日(水)、かねて検討してきた在来線向けのホーム可動柵(ホームドア)について、2018年初頭から東海道本線の金山駅(名古屋市中区)で実証実験を行うと発表しました。

 これまでJR東海では、東海道新幹線の「のぞみ」停車駅にホームドアの設置を進めてきましたが、在来線については車種や編成両数、ドアの位置が多様なことから、ホームドア開口部の位置を固定できないという課題がありました。

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試作するホームドアのイメージ。最大4m強という広い開口幅を確保し、車両ごとのドア位置の違いに対応する(画像出典:JR東海)。

 そこで今回、名古屋地区の快速・普通電車が停車するホームを対象に、3ドア車を前提としたホームドアを試作。開口部の幅を、他社の在来線で実用化されているものよりも広い4m強とすることで、形式や車種によるドア位置の違いに対応します。

 金山駅への設置目標は今後5年程度。東海道本線の刈谷駅(愛知県刈谷市)にも駅改修工事に合わせて導入する方向です。

【了】

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