スタッドレスタイヤは「別物」 夏タイヤと異なる特性 メーカーに聞いた注意すべきポイント

クルマの「スタッドレスタイヤ」、積雪時の運転には頼れるアイテムですが、それだけ夏タイヤとはずいぶん異なるものともいえます。そもそもどういうタイヤで、そしてどういった点に注意して使用すべきなのでしょうか。

スタッドレスタイヤ、夏タイヤとはこれだけ違う

 スタッドレスタイヤの注意点として、ブリヂストン(東京都中央区)の広報担当は「一般的に夏タイヤよりも排水性が劣る」ことを挙げています。この点については日本ミシュランも「氷上性重視のスタッドレスタイヤは『氷上の水膜を吸い上げ、氷にタイヤを密着させる』というのが一般的構造で、ゴムの特性も異なるため、夏タイヤ同様の『排水効果』を期待しての走行はお勧めいたしません」と説明します。排水性に劣るということは、タイヤと路面のあいだにできた水膜により、ハイドロプレーニング現象が起こりグリップを失うことになりかねない、ということです。

 また、前述のようにスタッドレスタイヤにはやわらかいゴムが使用されているため、夏タイヤに比べ摩耗が早くなっています。トレッドに刻まれた溝や切れ込みの深さは、タイヤの性能に直結するため、JATMA(一般社団法人 日本自動車タイヤ協会)は「積雪または凍結路走行時における(タイヤの)溝の深さ使用限度は、新品時の50%(プラットホーム露出)までです」と注意を喚起しています。

 ただ、こうした問題はもちろん、メーカー側も認識しています。前述の日本ミシュランは「非降雪の路面で、雨天時の走行も想定はしているため、スタッドレスタイヤの機能をタイヤとして『トータル』に発揮できるよう、溝やサイプの切り方や数、またゴム(コンパウンド)の選択などすべての要素をバランスよく考えて設計しています」といい、ブリヂストンも「弊社スタッドレスは、凍った道や雪道でしっかり止まる、曲がる、という氷上性能だけでなく、ドライ性能、ウエット性能もケアしており、総合性能の高さを追求しています」としています。

 スタッドレスタイヤで非降雪路面はなるべく走りたくないものですが、だからといって、ただちに危険というわけではなさそうです。もちろん、排水性に劣る点など、その特性は頭の片隅に留めておくべきでしょう。

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  1. 形状記憶合金等を使って気温や路面温度によりピンが出現するようには出来ないのでしょうか?

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