車両が“運転手の顔を見て”事故を予防!? 三菱ふそうの大型観光バスの新型 販売開始へ
三菱ふそうトラック・バスは2025年12月18日、大型観光バス「エアロクィーン」「エアロエース」の新型モデルの発売の開始を発表しました。
顔認識カメラを刷新さらに細かい安全管理に
三菱ふそうトラック・バスは2025年12月18日、大型観光バス「エアロクィーン」「エアロエース」の新型モデルの発売を、全国の三菱ふそう販売会社および三菱ふそう地域販売部門にて開始したと発表しました。
エアロクィーンおよびエアロエースは、ドライバーの運転注意力低下を検知する先進安全装置「アクティブ・アテンション・アシスト(Active Attention Assist)」の顔認識カメラを刷新しています。
この装置は、顔認識カメラでドライバーの顔の動きを捉えて運転注意力をモニタリングし、運転注意力の低下による事故の発生を予防する先進安全システムです。システムが運転注意力の低下を検知すると、ブザーと画面表示で警告します。新型モデルでは、顔認識カメラをダッシュボード上に配置することでドライバーの顔をより認識しやすくし、顔の動きを捉える検知性能を向上させました。
そのほかにも、ミリ波レーダーを活用して左側にいる歩行者や自転車、障害物などを感知し、巻き込み事故を防ぐ「アクティブ・サイドガード・アシスト」や、同じくミリ波レーダーで前方の車両や歩行者を感知し、警告や衝突被害軽減ブレーキを作動させる「アクティブ・ブレーキ・アシスト4」を全車に標準装備しています。
また、前方車両に合わせて一時停止や発進を自動的に行う「プロキシミティー・コントロール・アシスト」も装備しています。
さらに、エアロクィーンおよびエアロエースは、コネクテッド技術などの進化に伴い高まるサイバー攻撃のリスクに対応するため、外部からの不正アクセスを防ぎ車両を保護するサイバーセキュリティ関連の法規にも適合しています。





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