新東名から北へ「無料道28km」つながる! 「三遠南信道」の断絶区間ついに開通きまる “酷道”の手前までひとっ飛び!
「三遠南信道」の分断区間である東栄IC~鳳来峡IC間(7.1km)が2026年3月14日に開通します。
「三遠南信道」ついに分断区間がつながる
国土交通省 浜松河川国道事務所は2025年12月24日、「三遠南信道」の東栄IC~鳳来峡IC間(7.1km)が2026年3月14日に開通すると発表しました。
三遠南信道は中央道の飯田山本ICから南へ、新東名の浜松いなさJCTに至る計画延長約100kmの高規格道路です。中部地方の山間部を貫くJR飯田線に並行します。全線が通行無料で整備されています。
新東名側にあたる静岡・愛知県側は現在、浜松いなさJCTから鳳来峡ICまでの13.9kmと、東栄ICから佐久間川合ICまでの6.9kmが開通し、あいだが断絶しています。今回の開通により新東名から北へ続く27.9kmが一本になります。
これにより、浜松市の山間部にあたる佐久間地区から都市部の浜松市役所までの所要時間は、開通前と比べて約30分短縮の約75分となるそうです。険しい山間部にあって、災害時にも機能する道路ができ、防災性が向上するとされています。
また、東栄ICは飯田市街へ通じる国道151号に接続しており、三遠南信道と組み合わせた浜松-飯田間の移動が格段にしやすくなります。三遠南信道の未開通部である国道473号・152号沿いは、佐久間から先にいわゆる“酷道”区間もあるため、都市間移動ならば国道151号に軍配が上がります。
ちなみに、三遠南信道のうち、1993年に事業化した「三遠道路」「佐久間道路」区間は、今回をもって完成2車線で全線開通となります。
このほか、長野県側の飯田上久堅・喬木富田IC~喬木IC間7.5km(飯喬道路)、長野・静岡県境の青崩峠トンネルを含む小嵐IC~水窪北IC間13.1km(青崩峠道路)、静岡の水窪IC(仮称)~佐久間川合IC間14.4km(水窪佐久間道路)の3区間も、事業が進行中です。





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