「充電しっぱなし」は超過料金1000円!? EV社会の“意外なルール”と「走りながら充電」実用化の衝撃
EVシフトが進む中、充電事情は劇的に変化しています。放置すると超過料金が発生したり、逆に走りながら充電できたり。知られざるEVの現状と未来を解説します。
“走りながら充電”も実現! ストレスゼロの未来へ
EV充電のルールやマナーがある一方で、充電の“面倒くささ”そのものをなくしてしまうような、夢のような技術も実用化されつつあります。
そのひとつが、ホテルの駐車場などで普及が進む「6kW普通充電器」です。
数字だけ聞くと難しそうですが、これは「一晩寝ているあいだにバッテリーがかなり回復する」くらいのスピード感だと考えてください。
たとえば「ルートインホテルズ」では全国249施設にこの充電器を設置しており、宿泊客はチェックインして寝ているあいだに、おおむね翌日走行分の充電を完了させることができます(車種により違いあり)。
そして、究極の技術ともいえるのが“走りながら充電”です。
2025年に開催された大阪・関西万博では、会場内を走るEVバスにこのシステムが採用されました。電機は、道路に埋め込まれた装置からワイヤレスで送られるため、バスは乗客を乗せて走りながら、同時に充電も行った形です。
「そんな装置、道路全部に埋めるのは無理では」と思うかもしれません。しかし、2025年1月7日に東京大学が発表した、埼玉県川越市をモデルに行ったシミュレーション研究結果では、驚くべきデータが出ています。
市内の道路のすべてではなく、信号待ちをする交差点付近など“わずか1.6%”の区間に充電装置を埋め込むだけで、街中を走る車の充電をカバーできるというのです。
充電器の奪い合いで超過料金を払う時代から、寝ているあいだや走っているあいだに勝手に充電される時代へ。EVを取り巻く環境は、「不便を我慢する」段階から、「意識すらせず快適に使う」段階へと、着実に進化を遂げているようです。





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