トラックは戦々恐々…? 自転車“青切符”導入で懸念される事故とは? 死角に突っ込むチャリ ドライバーは「目視と勘」
東海クラリオンは、青切符導入に先立ち自転車とトラックの事故について調査したところ、4割以上が自転車利用中に「左折事故・巻き込み事故」の危険を感じたと回答しました。
自転車の運転中4割が「危険」と感じたことアリ
2026年4月1日から自転車の交通違反にいわゆる「青切符」が導入され、歩道通行の原則禁止などが厳格化されます。これに際し、ある“懸念”を、車載器専門商社の東海クラリオンがアンケート調査を通じて明らかにしました。
青切符の導入以降、これまで歩道を走行していた自転車が、車道へ移行するケースが増えることが予想されます。そこで懸念されるのが、巻き込み事故の増加です。
2025年5月に東海クラリオンが実施したアンケートでは、自転車利用中にトラックや大型車との「左折事故・巻き込み事故」の危険を身近に感じたことがある人が、4割以上にのぼることが分かりました。
大型車の左折時は内輪差を考慮する必要があるため、すぐに曲がるのではなく、いったん直進してから方向を変える動きをすることがあります。自転車利用者がこの特性を理解していない場合、「トラックが直進する」と誤認してしまう恐れがあるといいます。
また左折する大型車両の左後方から直進する自転車が接近し、車両の死角に入り込むことで、双方の危険認識が遅れ、重大事故に発展する可能性もあるといいます。しかし、大型車両は車体の大きさや高さの影響で死角が広く、ドライバーから左側方の状況を確認しづらいのです。
現に、事業用トラックが第1当事者となる交差点における死亡事故・重傷事故では、左折事故の9割近くが“対自転車”だというデータもあります。
東海クラリオンによると、車両総重量が8トンを超える貨物自動車の新車に対しては、側方衝突警報装置の備え付けが義務付けられ、後付けの装置の普及なども進んでいます。しかし、すべての車両への搭載には時間を要し、左折時の安全確認は「ドライバーの目視と勘に頼らざるを得ない状況」が、しばらく続くとしています。





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