中国、もはや「ドローン大国」 イベントで見せたその充実、東シナ海への飛来は確実か

各国の軍が導入を進めるドローン(無人機)ですが、中国も御多分に漏れず推し進めており、その最新機が一般公開イベントでお披露目されました。対する自衛隊の現状はどうなっているのでしょうか。

「本家」にはない攻撃能力も

「雲影」は、輸出も念頭に置いたジェットエンジン搭載型の高高度・長時間滞空無人航空システムであり、全長9.1m、全幅17.8mの機体に対して、レーダー、通信、可視光・赤外線センサーなどの諜報監視偵察システムを最大200kgまで搭載できます。

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「雲影」は各種センサーに加え多種多様な兵装搭載能力が特徴。左端にひと回り小型の実用機「翼竜」無人航空システムも見える(関 賢太郎撮影)。

 自衛隊へも導入予定となっている、アメリカ製ノースロップ・グラマンRQ-4「グローバルホーク」になぞらえ「中国版グローバルホーク」と報道するメディアもありましたが、「雲影」はかなり小さく、諜報監視偵察システムの搭載量は「グローバルホーク」のおよそ4分の1です。しかしながら「グローバルホーク」には存在しない武装偵察型「雲影」もあり、こちらは主翼下に最大400kgまでの誘導爆弾やミサイル類を懸架することが可能です。

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ジェネラルアトミクス社(米)の「アヴェンジャー」無人戦闘航空システム(UCAS)。ネットワークを活用した戦闘能力を持つ。「雲影」と非常によく似ている(写真出典:ジェネラルアトミクス)

「雲影」は620km/hの巡航速度で長時間(恐らく10時間以上)の飛行が可能という、広大な海洋の監視に適した性能を持っています。同機ないし同種の高性能ドローンが遠からず東シナ海上空へ頻繁に現れるようになることはほぼ間違いありません。中国機とみられる国籍不明のドローンが、すでに尖閣諸島近辺において日本の領空へ接近する事案も発生しています。

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