中国、もはや「ドローン大国」 イベントで見せたその充実、東シナ海への飛来は確実か

各国の軍が導入を進めるドローン(無人機)ですが、中国も御多分に漏れず推し進めており、その最新機が一般公開イベントでお披露目されました。対する自衛隊の現状はどうなっているのでしょうか。

対する自衛隊は…?

 いまや軍事用途において、ドローンは欠かせない存在です。市販品に限りなく近い安価な手投げ式のドローンから「雲影」のような数十億円の大型ドローンまで、あらゆるタイプが世界中で開発されており、そうしたなかで中国の意欲的なドローン開発は当然ともいえるでしょう。

 一方で、残念なことに自衛隊のドローンに対する取り組みは、極めて鈍いと言わざるをえません。「中国国際航空宇宙博覧会」の半月前、2016年10月に東京ビッグサイトで開催された「2016年国際航空宇宙展」における軍用ドローンの展示は、中国のそれに比べ1~2割あるかどうかといったところであり、あったとしても外国製のものでした。さらに2016年12月8日(木)には、南スーダンへ海外派遣された自衛隊部隊にドローンが1機も含まれていないという報道がありました。

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陸自が保有する数少ないドローン「FFOS」。ヘリコプター型であり垂直離着陸能力を持つ。わずか8機しか調達されなかった(関 賢太郎撮影)。

 ドローンによる情報収集能力向上は、革命的ともいえる変化をもたらしています。しかしながら日本の軍用ドローン開発技術やその運用ノウハウは、もはや中国のようなドローン大国はおろか、中小国に対してさえ引き離されてしまっています。

 今後ドローンをどのように導入し遅れを取り戻していくのか、また人間が乗っていないことによる「気軽な領空侵犯」さえ考えられる国籍不明ドローンに対しどのような対処を行っていくのか、ドローンに関する諸事は日本の安全保障において喫緊の課題になっています。

【了】

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