トラック運転手っていつもあんなに”デカ盛り”食べてるの? ←「たぶん小食の人多いと思いますよ」 知られざるメシ事情 “結局ラーメン”仕方ない側面も
トラックドライバーの食事といえば「デカ盛り飯」というイメージですが、果たしてそうなのでしょうか。元トラックドライバーの交通心理士が解説してくれました。
たまの「外食」はご馳走。お店を選ぶ基準は?
それでも、たまの「ご馳走」である外食をする場面では、かなりこだわった店選びをすることがある、と島崎准教授は言います。
「お店を選ぶ基準はいくつかあります。まず、そのお店にトラックを無理なく停められるスペースがあるかどうか。停められなければ選択肢に入りません。
それから急ぐことが多いので提供が早く、すぐ食べられるメニューであること。あとは、一人でも入りやすい雰囲気があるかどうか。多少汚れた作業着でも気を使わずに入れるお店のほうが落ち着けるという人が多いのではないかと思います。
またトラックドライバーは1日中1人で過ごすことが多いので、『お店の人とちょっと話ができると嬉しい』という人や、逆に『話すのが苦手だから、構わず提供してくれるお店が良い』という人もいます。この辺のお店を選ぶ基準は、トラックドライバーによって変わってくると思います」(島崎准教授)
トラックドライバーが必ずしもデカ盛りばかりを食べているわけではないことがよく分かりましたが、それでもドライバーたちに多く共通する「食と健康」の悩みがあるそうです。
「トラックが停められる場所の関係から、ドライバーが食べられるものの選択肢は限られていますし、食事を摂れる時間が不規則なので、多くのドライバーは『自分たちは不健康なものばっかり食ってるな』という自覚があると思います。
だからこそ、気遣って野菜を多めにしてくれたり、小鉢が選べたりと、栄養バランスに優れたお店はドライバーから支持されることは多いでしょう。『美味しいかどうか』より、そういう気遣いをしてくれることがまず嬉しいと思うドライバーが多いのではないでしょうか」(島崎准教授)
意外と気づかなかったトラックドライバーと「食」の問題。最後に島崎准教授はこう結んでくれました。
「特に長距離トラックのドライバーは全国各地を走っているのに、トラックが停められる場所の関係から、どこに行っても『結局ラーメン屋さん』みたいなことになりがちです。
もちろん、各地のラーメンも美味しいし嬉しいものですが、できれば、ラーメン屋さんでも『ご当地グルメ』もメニューに加えていただけると嬉しいと思うことはありますね。あくまでも個人の思いですが(笑)」(島崎准教授)
なお、島崎准教授は2025年10⽉より、運転⼼理と安全リスクなどについて解説するポッドキャスト番組『プロフェッショナルドライブ』を配信しています。元トラックドライバーで交通⼼理⼠、さらに現役の⼤学准教授というマルチな⽴場から、運転にまつわる多彩なトピックを展開していますので、ぜひご視聴ください。
https://prodora.jp/
Writer: 松田義人(ライター・編集者)
1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。





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