コイツ光るぞ…? 「先進的すぎる横断歩道」なぜ設置? 韓国で発見… “現代あるある”の問題を解決する納得の利点とは
韓国の都市部にはちょっと見た目が普通と異なる横断歩道があります。地面部分がLEDで発行するとなっている、いわば「ゲーミング横断歩道」なのです。この狙いはなんなのでしょうか。
さらに機能拡張したスマート横断歩道とは?
韓国では地面埋め込み式LED信号機だけでなく、横断歩道にさまざまな機能を追加して交通事故を減らす試みが進められています。これは「スマート横断歩道」として2019年からソウル市内の城東区で設置が始まりました。
この横断歩道では地面埋め込み式LED信号機に加え、横断歩道を照らす集中照明や信号機の音声案内、横断歩道左右の埋め込み式誘導灯、車両の停止線違反を知らせる告知システム、監視カメラなどが組み合わされています。横断歩道そのものだけでなく、周辺の交通環境も同時に監視し、歩行者への注意喚起だけでなく通過する自動車側にも警告を与える点が特徴です。
韓国道路交通公団によれば、このスマート横断歩道の設置によって3年間の歩行者の事故件数は半減し、停止線違反も約4割削減されました。一方でさまざまな機器を設置する必要から、信号機自体の費用は高額となり、すべての機能を兼ね備えたスマート横断歩道の設置費用は、通常の横断歩道の3~5倍にもなるそう。そのため、すべての横断歩道に同じ水準の設備を導入するのは現実的ではありません。
実際、スマート横断歩道は都市部で特に交通量の多い場所にしか設置されておらず、城東区でも78カ所しか整備されていません。それ以外の場所では、通学路や繁華街といった限定的な場所で、地面埋め込み式LED信号機など一部の機能を装備した限定的スマート横断歩道が整備されているのが現状であり、すべての横断歩道のスマート化は難しいようです。
日本でも歩行者の交通事故や「歩きスマホ」にさまざまな対策が取られていますが、韓国においては横断歩道自体の環境整備でこれに対応しようとしているのが興味深いことだといえるでしょう。
Writer: 布留川 司(ルポライター・カメラマン)
雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info





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