京王の新型「古代魚電車」ついにデビュー “5号車”が異様な人気!? 「やっと自分で握れた」と喜ぶ子も

京王電鉄の新型2000系電車がデビューしました。特徴の一つは、5号車の大型フリースペース「ひだまりスペース」です。この新型車両が利用者にどのように受け入れられているのか、初日に実際に乗車して確かめました。

カックンブレーキの乗り心地

 2000系は省エネルギー性能の高い走行機器を採用していますが、「ひだまりスペース」がある5号車はモーターがなく、走りは至って静かです。座席の座り心地も通勤電車としては申し分のないもので、座席に凹みのあるバケットシートが用いられていることで、一人ひとりが整然と着席できていました。

 走行中の加速や惰行はスムーズですが、ブレーキの際の揺れが気になるところかもしれません。特に停止寸前につんのめるような「カックンブレーキ」となることが多いように感じられました。ただ、これも慣れの問題で、いずれは微調整によってスムーズな形に収束するのかもしれません。

 京王八王子から新宿に戻る際も2000系を利用しましたが、「ひだまりスペース」は相変わらず盛況で、府中付近からは他の車両も含めて通勤ラッシュ並の混雑となりました。

 沿線には2000系の姿を収めるべく、多くのファンがカメラを向けていました。駅では「ひだまりスペース」付近でスマートフォンやタブレット端末を取り出して撮影する一般の利用者も数多く見受けられました。

 2000系の営業運転初日は土曜で、親子連れ・ファミリー層の利用が目立ちました。「ひだまりスペース」の旺盛な利用が驚きですが、一方でベビーカーの利用客が「ひだまりスペース」に乗れず、他の場所に移動する姿も。

 2000系の営業運転開始時点で、「ひだまりスペース」は1か所だけですが、2000系は2025年度中に2本目が登場する予定で、今後も「ひだまりスペース」を備えた電車が増える予定です。

 京王は2000系で運行する列車を公開しており、「京王アプリ」でも1月31日から2000系と5000系の運行状況が分かるようになりました。アプリの列車走行位置に新機能が追加され、画面右下の「車種」モードを選択すると2000系の列車が表示されます。

【“5号車”が大盛況】デビュー当日の現場を見る(写真)

Writer:

1974年東京都生まれ。大学の電気工学科を卒業後、信号機器メーカー、鉄道会社勤務等を経て、現在フリー。JR線の2度目の「乗りつぶし」に挑戦するも、九州南部を残して頓挫、飛行機の趣味は某ハイジャック事件からコクピットへの入室ができなくなり、挫折。現在は車両研究が主力で、技術・形態・運用・保守・転配・履歴等の研究を行う。鉄道雑誌への寄稿多数。資格は大型二種免許を取るも、一度もバスで路上を走った経験なし。

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