「架空車検」でダマされても「車検期間は有効」ってホント!?…車検の意味って何なんですか!? ただ「できるだけ早く行動を」と国交省

整備事業者が不正に車検を通した「架空車検」が発覚しても、「車検期間は有効」とする国土交通省。その後の対応を聞きました。使用者に対しても行動を求めています。

だから、できるだけ早く「前倒し点検」を

 しかし、車検の中でもユーザー自身が運輸支局に自分の車両を持ち込む「ユーザー車検」の場合は、車検で指摘された項目(不具合)を車検のあとで整備し再度、車検を受けなおすことができます。

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国土交通省(中島みなみ撮影)

 車検を定めた道路運送車両法には「自動車の使用者は、自動車の点検をし、及び必要に応じ整備をすることにより、当該自動車を保安基準に適合するように維持しなければならない」というユーザーの義務があり、自己責任で車検を受けることは、むしろ法の王道を行く行為だからです。本来、このユーザー車検の前提としても定期点検を実施する義務はあります。

 では、不正行為を知らずに車検を有効とされたユーザーは、どのような対応があるのでしょうか。中部運輸局は次のような対応を予定すると語ります。

「車両の安全・環境性能を担保する定期点検を、できるだけ前倒しで実施していただくことを、心当たりのあるユーザーにはお願いします。また、国も該当者に対して、運輸支局に車両を持込み、確認のための持込み検査をお願いする通知をする対応を取り、あわせて相談窓口も設置したいと思っています」(同整備課)

 にむら自動車の不正行為の実態解明には、まだ数か月は必要なようです。事業者の不正で車検を無効にすれば、公道を走れなくなり、ユーザーに大きな負担を強いることになりますが、点検はユーザーの義務。不正行為で車検を有効にされたのではないか、という疑いがある場合、ユーザー自身が安全を担保する行動を積極的にとってほしいというわけです。

【別モノですよ】車検ステッカーと点検ステッカーの「違い」(写真で見る)

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