夜行バスで「グ、グランクラスより広い…!?」 超快適“4列シートの頂点” 1列だけの神座席に11時間乗ってみた

4列シートの夜行高速バスというと窮屈なイメージが付きまといますが、VIPライナーの「グランシア」は快適性が違いました。どのような座席なのでしょうか。

心理的ハードルを下げる「うれしい案内」

 21時25分、辰巳JCT内にある辰巳PA(東京都江東区)で20分間のトイレ休憩。首都高速のど真ん中で休憩したことがなかったため、斬新な体験でした。自動販売機で飲料を購入し、ドリンクホルダーにセットします。

 22時、東京駅近くの「東京VIPラウンジ」に到着し、女性2人が乗車します。15分停車して定刻22時15分に出発。23時8分、横浜駅東口バスターミナルに到着し、女性1人と、千葉駅で乗り遅れた男性1人が乗車しました。車内の女性客が乗務員に「トランクから荷物を出したい」と要望し、快く応じていたのが印象的でした。

 横浜を出ると車内にDVD映像が流れ、「リクライニングをどうぞ」の案内の後に消灯しました。リクライニングをする際の心理的ハードルを放送で軽減してくれるのは、良い方向性と感じます。これで停車はもうないので、毛布をかぶります。保温力があるしっかりとした寝具で感心しました。

 筆者は以前に「グランシア」のほかの席も体験しており、「最高の4列シート」と評価しましたが、最前列の快適さは異次元です。シートベルトも締め付け感がありません。安全性を考え、高速道路でのバスの最高速度は90km/hに抑えているとのことで、騒音や振動も小さめでした。

 途中休憩は、海老名SA・浜松SA・草津PAの3か所。停車時間は長めで、トイレなどに行きやすいです。5時45分に車内の電気がつき、5時55分、バスは「京都VIPラウンジ」に停車し、6人が下車します。出発後、再度消灯するのがきめ細かいです。

 6時51分、大阪梅田に到着し6人が下車。そして7時12分、なんばに到着。近鉄や地下鉄の駅にも近い便利な場所です。隣に人が来なかったこともあり、11時間乗車してもほとんど疲れを感じませんでした。

 好みは分かれるでしょうが、筆者としては隣に人が来ても3列シートより快適と感じますし、カップルや友達同士なら、申し分のない座席と思いました。

【4列シートの頂点!?】高速バス「グランシア」の座席を見る(写真)

Writer:

ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロイラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。

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