「JR最大の難所区間」の廃線跡が大化け!? かつて特急が行き交った場所に“新施設”が開業へ

北陸新幹線開業に伴い廃線となった旧JR信越本線・横川~軽井沢間(横軽区間)の線路跡地が商業施設に姿を変えます。

「横軽」跡地が商業施設に変貌

 三菱地所は2025年10月22日、軽井沢駅北口で建設中の新たな商業施設「軽井沢 T-SITE」を、2026年3月に開業すると発表しました。

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489系特急「あさま」を引いて横川~軽井沢間を進むEF63電気機関車(伊藤真悟撮影)

 この計画は、1997年の北陸新幹線開業に伴い廃線となった旧JR信越本線・横川~軽井沢間(横軽区間)の線路跡地を活用するものです。同区間はJR最大の難所として知られ、66.7パーミルというJR線では最も急な勾配が存在し、専用の電気機関車「EF63」が活躍していました。

 新たな商業施設「軽井沢 T-SITE」は、しなの鉄道が所有する土地を三菱地所が賃借し、軽井沢駅自由通路直結の商業施設を開発します。敷地面積は約1万3000平方メートル、延床面積は約5400平方メートルです。施設内には飲食店や物販店舗、温浴施設、宿泊施設など16店舗が入ります。

【画像】これが「横軽」廃線跡地にできる商業施設の完成イメージです

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