JR東日本「大幅値上げ」後の運賃どうなる? 東海道線のライバル「京急・東急・小田急」と比較 その差は“圧倒的”に!?

JR東日本が、2026年3月に運賃を値上げします。東海道線と並行・競合する京急電鉄・東急電鉄・小田急電鉄との運賃差はどう変わるのでしょうか。

JR vs東急:東急が巻き返し

 JR東日本と東急は複数の区間で競合していますが、最たる区間は渋谷~横浜間といえるでしょう。この区間は、JRが410円(406円)から440円(IC同額)となる一方、東急は310円(309円)です。JRは、改定後もこの区間で特定運賃を継続しますが、東急との運賃の差はさらに広がります。

 武蔵小杉~横浜間と渋谷~蒲田間は、JRが230円(IC同額)から260円(253円)となる一方、東急は250円(IC同額)です。JRの改定で逆転し、東急がわずかに割安となります。

 東急は2023年の運賃改定まで武蔵小杉~横浜間と渋谷~蒲田間は220円(IC同額)でした。今回、JRが改定することで、2023年以前の状態に戻ったといえるのかもしれません。

JR vs小田急:小田急が割安に

 JR東日本と小田急は、新宿~小田原・藤沢間などが競合しています。新宿~小田原間はJRが1520円(1518円)から1600円(1595円)となる一方、小田急は910円(901円)です。

 新宿~藤沢間はJRが990円(IC同額)から1040円(1034円)となる一方、小田急は610円(607円)です。いずれも差が広がり、小田急の割安感が目立っています。

 小田急は新宿~小田原・藤沢間で特急ロマンスカーを運行していますが、特急料金と運賃の合計は新宿~小田原間が1910円(1901円)、新宿~藤沢間が1360円(1357円)です。チケットレス特急料金だと先の金額より50円引きに設定されています。JRの運賃に300円程度追加するだけでロマンスカーに乗れる金額になっています。

 一方、運賃が逆転する区間もあります。厚木~藤沢間は、JRが相模線茅ケ崎経由で420円(418円)から440円(IC同額)となる一方、小田急は相模大野経由で430円(429円)です。JRの改定によって、この区間でも小田急が割安になります。

【安い!】これが東海道線と競合する私鉄です(写真)

Writer:

1974年東京都生まれ。大学の電気工学科を卒業後、信号機器メーカー、鉄道会社勤務等を経て、現在フリー。JR線の2度目の「乗りつぶし」に挑戦するも、九州南部を残して頓挫、飛行機の趣味は某ハイジャック事件からコクピットへの入室ができなくなり、挫折。現在は車両研究が主力で、技術・形態・運用・保守・転配・履歴等の研究を行う。鉄道雑誌への寄稿多数。資格は大型二種免許を取るも、一度もバスで路上を走った経験なし。

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