「えっ、なんでここに踏切…?」 線路の形跡すら無い場所で“バリバリ現役!?” 実はもうすぐ「閉まる日」が
「踏切」があるのは鉄道と道路の交差部だけとは限らないようです。不思議な踏切が東京にあります。
京急の沿線にある「鉄道じゃない踏切」
「え、なんでここに踏切…?」 同乗者も思わずこう漏らした、不思議な「踏切」が東京にあります。
場所は東京都大田区、首都高1号羽田線の羽田出入口です。下り線の出口から一般道に下りて信号待ちをしているあいだ、ふと右をみると、上り線の入口側に踏切で見られるような遮断機が立っています。
もちろん、ここに鉄道は通っていません。羽田出入口の南側には京急空港線が地上を走っていますが、これと関連するものでもなさそうです。
実はこれは、首都高の入口が通行止めとなる場合に遮断機が閉まります。同社によると、そのときに接続する環八通りから料金所までのランプに車両を滞留させないための「ゲート」だそう。なお、閉まる時には警報機は点滅しますが、音は鳴らないそうです。
どう見ても鉄道用の遮断機ですが、通行止め時に通行車両との接触事故を誘発しないなどの動作の要求仕様と、現場の状況に合わせて設置した結果、たまたま鉄道っぽい設備になったのだそう。2019年に羽田入口が料金所付きで再開通して以降に設けられました。
このようなゲートは近年、ゲリラ豪雨の増加などを背景に、入口の通行止めを目立たせるために新設するケースが増えています。バー状のバルーンが飛び出してきたり、上から通行止めを示す大きな横断幕のようなものが下りてきたりするものなど、柔らかい素材で接触事故を防止しながら、閉鎖を目立たせる設備が登場しています。
ちなみに、羽田入口の「踏切」は事故や災害時だけでなく、毎月第2日曜の夜にも定期的に閉まります。料金所の定期メンテナンスのためです。羽田入口は料金所が1レーンしかなく、メンテナンス時は入口そのものが通行止めとなるので、その意味でも進入できないことを目立たせる必要があるのです。
次に予定されている羽田入口の通行止め、つまり踏切が閉まる予定は、2026年3月8日(日)24時から9日6時までです。




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