フランス次期空母の艦名「自由フランス」に決定! 全長310mの巨艦、2038年に就役へ

フランス海軍の次期原子力空母の艦名が「フランス・リーブル」に決定しました。現行の「シャルル・ド・ゴール」を更新する最新鋭艦ですが、その名にはどのような意味が込められているのでしょうか。

「ド・ゴール」の名を継ぐ新時代の原子力空母

 フランスのエマニュエル・マクロン大統領は日本時間の2026年3月19日、フランス海軍の次期新型原子力空母の艦名が「フランス・リーブル(自由フランス)」に決定したと発表しました。

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艦名が「フランス・リーブル」に決定したことを発表するフランスのマクロン大統領(画像:マクロン大統領公式X)。

 これまで「次世代空母(PANG:porte-avions de nouvelle generation)」と呼ばれてきた「フランス・リーブル」は、現在フランス海軍にて運用され、アメリカ海軍のニミッツ級およびジェラルド・R・フォード級以外では世界で唯一の原子力空母である「シャルル・ド・ゴール」を更新する、最新鋭の原子力空母です。

 艦名である「自由フランス」は、1940(昭和15)年にフランスの首都パリがナチス・ドイツの手に陥落したことを受けて、イギリスに亡命したフランス陸軍のシャルル・ド・ゴール将軍が結成した組織で、アフリカでの軍事行動やフランス本国でのレジスタンス活動との連携を行い、最終的な対独勝利に貢献しました。

 艦名の由来について、マクロン大統領は3月19日に演説を行い、そこで次のように述べています。

「私は、我が国の将来の航空母艦をシャルル・ド・ゴール将軍の系譜に位置づけたいと願いました。彼の生涯、その運命、そして1940年6月、崩壊の中で下された決断。それらはフランスという国家のあるべき姿を雄弁に物語っています。彼にとっても、そして我々にとっても。それがフランス精神です。それは抵抗の精神であり、何ものにも止められない意志なのです。

 自由であり続けるために抗う意志。占領に直面しても、国土においても、あるいは国外においても揺らぐことのない、還元不可能で不屈の意志。その意志は、我が航空母艦のように、必要とあらば海へと出て、勝利を掴むまで戦い続けるものです。自由であり続ける意志。まさにそれこそが、我々の大いなる計画であり、我々を結びつけるものです。

 それは我が軍の計画であると同時に、研究の計画であり、国家産業の計画でもあります。この自由であり続ける意志とは、いかなる代償を払ってでも独立を守る意志であり、完全かつ制約なき行動の自律性を確保する意志であり、フランスの国益の防衛が求めるならば、世界のいかなる場所であっても戦力を投射する意志です。ゆえに、我々の新たな航空母艦は『フランス・リーブル』の名を冠するのです」

「フランス・リーブル」は、全長310m、最大幅約90m、排水量約8万トンで、電磁カタパルトを3基装備するほか、艦載機として戦闘機を中心とする約30機の作戦機を搭載することが出来ます。建造は2032年に開始され、就役は2038年を予定しています。

【これがフランスの象徴に】新たに公開された新型空母「フランス・リーブル」のイメージを見る(画像)

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