空自が渇望する次期戦闘機GCAP「新たな参加国はどこだ?」日本のスケジュールを狂わせない“最有力候補”の条件

日英伊による次期戦闘機「GCAP」の開発が本格化するなか、開発費高騰を背景に参加国の拡大が模索されています。サウジアラビアやドイツなど様々な国が関心を示す中、日本のスケジュールに影響を与えない最有力候補「カナダ」の動向を解説します。

GCAP最初の追加参加国は「カナダ」が有力か

 日本のF-2戦闘機と、イギリスおよびイタリアが保有するユーロファイター「タイフーン」戦闘機、両機種の後継を共同開発するために現在、前出の3か国で「グローバル戦闘航空プログラム」いわゆる「GCAP」を進めています。

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防衛装備品の展示会「DSEI UK 2025」で展示された次期戦闘機の模型(画像:鈴木浩・駐英大使の公式Xより)

 そのようななか、今年(2026年)4月には日英伊3か国の政府が設立した国際機関「GIGO」と日英伊の防衛大手3社による合弁会社「エッジウィング」とのあいだで最初の契約が結ばれたほか、7月3日には、新たに2027年末までを対象とする複数年契約が締結されました。これにより、日本政府が目指す2035年の配備開始に向けて、さらなる開発の効率化および加速が期待されています。

 今年4月の最初の契約締結以降、イギリス政府内では国防予算を巡る対立からヒーリー国防相が6月11日、スターマー首相との意見の相違を理由に辞任するなど、GCAPへの影響を懸念する事態がありました。しかし、イギリス政府が6月30日に発表した国防投資計画では、GCAPに対して今後4年間で86億ポンド(日本円で約1兆8500億円)を拠出することが決まっています。

 これを受けて、7月3日には本格契約が締結されており、GCAPの開発中断といった最悪の事態は回避されました。また次の契約についても、日英伊3か国の官民関係者のあいだで最終調整中とされています。

 このようにGCAP開発費の確保にはめどが付いたものの、その額は当初の想定より増加していることから、イギリスとイタリアは、将来の取得単価を低減すべく、GCAPの参加国を増やそうとしています。

 各種報道によれば、サウジアラビア、スウェーデン、ドイツ、オーストラリア、カナダ、ポーランドなどの国々がGCAPへの参加に関心を示していると言われていますが、では最初にGCAPに参加する国はどこになるのでしょうか。

【GCAPと連携か】これが「日の丸無人戦闘機」のコンセプトです(写真)

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