新観光列車「ザ ロイヤルエクスプレス」その味は? 東急「自由にやってOK」
「ザ ロイヤルエクスプレス」のコーヒーはフルーツ?
「ザ ロイヤルエクスプレス」では料理のみならず、飲料にも注目です。世界最高品質のコーヒーを追求している「micafeto(ミカフェート)」の川島良彰さん、国内初の薫製紅茶を提供する「カネロク松本園」の松本浩毅さんが監修します。
川島さんは列車が走る静岡県の出身で、1975(昭和50)年に中米エルサルバドルの国立コーヒー研究所へ留学。自然環境と人権を守りながら、おいしいコーヒーづくりに励む生産者の市場を作り、世界最高品質のコーヒーを追求しているという人物です。車内で提供される料理がまだ検討中であるため、どんなコーヒーを提供するかは決まっていないそうですが、料理に合うものを用意するとのこと。「コーヒーはフルーツです。まずひとくち、そのまま飲んでいただいて、甘みと酸味を味わってほしい」と話します。
松本さんも列車が走る静岡県の出身。「静岡の茶草場農法」を継承し、伝統的な日本茶のみならず、農薬不使用栽培による紅茶やウーロン茶にも取り組んでいる人物です。今回の発表会では、素材にもこだわったという添加物なしの薫製紅茶を用意。ウイスキーの樽材を使って薫製したもので、チーズや生ハム、チョコといった「赤ワインに合うようなものが合う」(松本さん)という言葉通りの味わいでした。
2017年7月に、横浜~伊豆急下田間で運転を始める予定の「ザ ロイヤルエクスプレス」。伊豆急行と東急電鉄は「本列車を通じて世代を超えたひとりひとりのお客さまに憧れを持っていただける豊かな時間の過ごし方を提供し、記憶に残る旅をお手伝いすることで、伊豆地域の魅力を国内外に発信していきます」としています。
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