「銀色の銀座線」01系ラストラン密着リポート 地下鉄の踏切、途中から丸ノ内線へ
東京メトロ銀座線から2017年3月、銀色の01系電車が引退。「ラストラン」イベントが行われました。銀座線を33年間にわたって走ってきた01系、その最後は、これまでの通常運行とは大きく異なるものになっています。
33年間、走り慣れた銀座線
東京メトロの「銀色の銀座線」01系電車が2017年3月10日(金)、通常の営業運転を終了。それから2日後の「ラストラン」イベントをもって、銀座線から引退しました。01系は1983(昭和58)年にデビュー。228両38編成が製造されましたが、2012(平成24)年に後継の1000系電車が登場し、数を減らしていました。
33年の長きにわたって銀座線を走り続けた01系電車。2017年3月12日(日)に行われた、ルートも車内も通常の運行とは大きく異なる「銀座線01系ラストラン」の密着リポートです。
「さよなら銀座線01系 メモリアルトレイン」と題されたこのラストランイベント、集合場所は銀座線の上野検車区(東京都台東区)。ここから、銀座線を最後に走る01系に乗車します。駅からではなく車両基地から電車に乗るというのも、珍しいことです。
イベントの参加者は、「鉄道ファン限定」で100名が募集されました。「メモリアルトレイン」乗車証にも、「私は○鉄です!」と自分で書き入れる欄が。そのため、「メモリアルトレイン」車内は発車前から「撮影会」状態です。別れを惜しむシャッター音が各所から聞こえてきました。ちなみに、応募は1072名からあったといいます。
「メモリアルトレイン」への乗車は、非常時に使用する車両正面の扉から行われました。東京メトロによると、なかなか体験できない方法で乗車し、楽しんでもらう意図もあるといいます。
なお、最後まで残り「メモリアルトレイン」に使用された銀座線の01系電車は、1991(平成3)年に製造された01-130編成です。また01系は、3両が訓練用として東京メトロに今後も動く状態で残るほか、熊本電鉄で銀座線から引退した4両が「第2の人生」を送っています。
01系引退 知らなかった。1000系、先日、のりました。昔、乗務した100型、1000型が懐かしい。車内の大きなスイッチ、あまりの混雑でお客様にスイッチ操作をしてもらった思い出等々、色々ありますね。