これがロシアの「影の船団」!! 制裁逃れのタンカー拿捕の瞬間をフランス大統領が動画で公開

フランスのエマニュエル・マクロン大統領の公式Xは2026年6月1日、ロシアの「シャドーフリート(影の船団)」の疑いがあるタンカーを拿捕した様子の動画を公開しました。

大統領自ら拿捕の正当性を強調

 フランスのエマニュエル・マクロン大統領の公式Xは2026年6月1日、ロシアの「シャドーフリート(影の船団)」の疑いがあるタンカーを拿捕した様子の動画を公開しました。

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タンカー「タゴール」に兵士を下すフランス軍ヘリコプター(画像:フランス国防参謀総長公式X)

「タゴール(Tagor)」と呼ばれるこのタンカーは全長252メートルで、マダガスカル船籍ですが、制裁対象企業であるフラクタル・マリン・DMCCと関係しており、EU(欧州連合)およびイギリス政府の制裁リストにも掲載されていた船とされています。

 これらのタンカーは、2022年2月のウクライナ侵攻以降、ロシアが国際的な経済制裁を回避するために運用実態を隠蔽している船舶群で、「シャドーフリート」と呼ばれています。

 拿捕の実施を受け、マクロン大統領は「国際制裁の対象となるロシア発の新たな石油タンカー、タゴール号を拿捕しました。私たちの決意は一貫しており、揺るぎないものです」とコメントしました。また、「この措置は大西洋の公海上で実施され、英国を含む複数のパートナーの支援のもと、海洋法を厳格に遵守して行われたものです」と説明しています。

 さらにマクロン大統領は、「船舶が国際制裁を回避し、海洋法に違反し、ロシアが4年以上にわたりウクライナに対して行っている戦争の資金源となっていることは容認できない」と批判しました。なお、拿捕は大西洋の公海上でイギリス軍と共同で実施された正当な措置であるとしています。

 もともとシャドーフリートに関しては、2023年頃からNATO加盟国を中心に監視が強化されていましたが、2026年に入ってからは、公海上での拿捕や共同作戦の様子が動画で公開されるケースも増えています。対外的な連携をアピールする狙いも背景にあるとみられます。

【画像】拿捕の様子

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