光の矢印で車線規制 首都高にて「可変式路面表示」試験実施、その結果は?

LEDの光で路面表示を描く実験が、首都高浜崎橋JCTで実施されました。

路面に光の矢印を描き車線規制

 首都高速は2017年3月29日(水)の夜から翌30日(木)の未明にかけ、首都高浜崎橋JCT(東京都港区)にて、LED投光器で路面に矢印を照射する「可変式路面表示」の試験を実施しました。

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首都高環状線の路面に描かれた車線規制の矢印。車線境界線と比べると、輪をかけて鮮やかに見える。画像は首都高速撮影動画より(画像:首都高速)。

 可変式路面表示とは上述のように、光で路面表示を描くというもので、これを点灯したり消したり切り替えることで、より交通需要に合わせた車線運用が可能になるそうです。

 浜崎橋JCTの1号羽田線(上り)と都心環状線(外回り)の合流部は、2車線ある環状線の外側からに同じく2車線ある羽田線が接続します。今回の試験では、交通量の少ない夜間の19時から翌5時において、両路線の車線を可変式路面表示によって1車線で運用することにより、スムーズな合流が可能になるかを確認したといいます。

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浜崎橋JCTの運用イメージ。深夜など交通量の少ないときには、車線を規制したほうが合流はスムーズになる(画像:首都高速)。

 今回試験された可変式路面表示は、「基本的に夜間の交通量が少ないときに用いるもので、日中の使用は想定していません」(首都高速)といいます。とはいえその光量はかなりのもののようで、実際の試験の様子を収めた動画からも、路面に白い矢印が鮮やかに描かれているのを確認できます。

 首都高では今回の試験結果を分析し、「今後本格導入に向け検討していく」としています。

【了】

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コメント

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2件のコメント

  1. こういった仕組みを駅の通路や階段にも設けて、動線を形成するようにはできないものか?

  2. 新潟市の中央線変移区間に欲しい。「この車線が、今は対向車線かそうでないか」がもっと判りやすくなるように。
    (渋滞の軽減よりも正面衝突の防止の方が優先度高いと思う)