西鉄の新観光列車はどんな車両に? 社長、担当役員が語るその姿とは
既存車両に「えっ?」と驚く改造を 運行区間、料金は?
既存車両の改造で、新観光列車は誕生します。西鉄の藤田浩展上席執行役員によると、まだどの形式の車両を使うかは決まっていないものの、登場したばかりのものではなく、リニューアルしながら20年ぐらい使える車両を考えているそうです。1989(平成元)年デビューでいまでは古くなった8000形電車ではないとのこと。
新観光列車は3両編成で、内装や家具には沿線地域の素材を使用。「地域」を感じられる列車(空間)を目指すといい、倉富社長は「『えっ?』と思う改造ができると思います」と話します。定員は50名前後の想定だそうです。
運行区間は? 料金は利用しやすい価格に
運行は、西鉄福岡(天神)駅と大牟田駅を結ぶ天神大牟田線の予定で、その途中で分岐する太宰府線も含むとのこと。甘木線での運行も検討はしているといいます。
車内では、沿線の豊かな食材を生かした温かい料理が提供され、ランチやディナーなど、いろいろな形を考えているとのこと。
料金について、現在のところ未定ながら利用しやすい価格にする予定といい、「ちょっといいレストランに食事をしに行くぐらいのイメージ」(藤田上席施行役員)だそうです。
運行開始は2019年春の予定
運行開始は2019年春の予定。2017年度中に車両のイメージやネーミングが決定される見込みです。
また西鉄では現在、8000形を使った観光列車「旅人」「水都」を運行していますが、8000形は車両の老朽化が進行。そのため今後、「旅人」「水都」を別の車両にし、新観光列車と並列で進めていくことを考えているそうです。
【了】
8000形も遂にリタイアか。
デビューした時は衝撃的で、カラーがHiSEを連想させるものがあったから、遠く離れた関東在住の自分にも親近感がわいたものだ。
華がなくなるが、西鉄はあまり鉄道事業に熱心ではないから為す術がない。
出来れば最期を迎える前に出会っておきたいものだ。
そうですね。バブル期真っ只中でデビュー、当時は将来的にも8000形をスタンダードにするという意気込みもありましたなあ。
結局、JRの攻勢、長い不況、マイカー環境のさらなる整備に対して乗客減の一方、
運用合理化の中で2扉、6両が災いし、ラッシュ時は大牟田方面への普通になるなどいつの間にか使い辛い車両になってしまったのも、更新工事をせずに引退を早めたのでしょう。
それでも、特急車両としての貫禄はバッチリでやはり乗りたくなるスタイルをしていますね。
鉄ヲタ的なわがままを言えば、西鉄には8000形の後継になる特急専用のフラッグシップ車両を作ってもらいたいですね。人口増加が続く福岡都市圏を始め、世界遺産に認定された一帯を持つ大牟田など、沿線にこれだけ新しい需要が期待出来る地方の鉄道は他にないんじゃないんでしょうか。この観光列車プロジェクトが成功したら、その顧客を定着させるべく品格ある列車を導入してもらいたいものです。
そう、恐らくは少なからず、8000形の後継に相応しいフラッグシップ的な車輌の登場が望まれているのだと思う。
見方を変えれば島原半島への連絡列車でもあるし、何とかならんのかという声は小さくないだろう。
が、西鉄は諦めてしまった。
2扉ロマンスシートのスタイルは半永久的に封印されることになるだろう。
新観光列車か。
記事を読む限り意気込みは何となく伝わってくるんだけど・・・。
バスならともかく、もう鉄道に関してはあんまり期待していないんだなあ、西鉄には。
3両編成?甘木線は2両までしか対応してない・・・北野駅は構造上ホーム延伸は無理だし、し~め~き~り~でもするのかな・・・?