クルマの運転中なぜ眠くなる? 睡眠不足だけじゃない、眠気が誘発される仕組みとは

事前に十分な睡眠をとっているにもかかわらず、クルマを運転していると眠くなることがあります。なぜでしょうか。

「頭のオンとオフ」の切り替えを

 交通諸問題について研究を行う日本交通心理学会(東京都新宿区)の太田博雄会長は、この結果を受けて「直線区間のような単調な線形や、ほかの自動車が少なく空いた道路では、緊張感を欠くため、ドライバーの脳が活性化しなくなります。同乗者がいなかったり眠っている状況は、話しかけられるという緊張感がないため、同様の結果となるのです」と話します。

「視覚や聴覚といった五感への刺激が少なくなると、意識の水準を保つ脳幹網様体(のうかんもうようたい)が影響を受けて、人間の脳は活性化しなくなり、眠気を誘発します。また、五感への刺激が少なくなるだけでなく、単調な線形や、代わり映えしない景色といった似たような刺激が繰りかえされることも同様です。いわば、居眠りをせざるを得ない環境にいるということなのです」(日本交通心理学会 太田博雄会長)

 このような眠気を少しでも改善するために、太田会長は「オンとオフを切り替え、単調さを断ち切ること」をすすめています。

「数分でかまわないので、眠くなったら近くのパーキングにクルマを停めて、いったんクルマから離れましょう。近くの自動販売機にジュースを買いに行くだけでも効果はあります」(日本交通心理学会 太田博雄会長)

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ドライバーに注意喚起をうながす高速道路の「ランブルストリップス」(画像:NEXCO東日本)。

 もちろん道路の管理運営側も、こうした眠気を誘発しかねない環境に、そうならないよう対策を施しています。

 たとえばNEXCO東日本は、高速道路のレーンマークなどに「ランブルストリップス(注意喚起溝工)」や「バイブラライン」と呼ばれる、走行中のクルマが踏むと音や振動が伝わる凹凸の加工を施したり、本線上では音の出る「薄層舗装」という舗装を施したり、また交通安全標語などを掲示する看板を設置するなど、居眠り運転の防止に努めているそうです。

【了】

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コメント

4件のコメント

  1. カーエアコンを内気循環にしたままだと車内の炭酸ガス濃度が上昇する。するとドライバーの血中炭酸ガス分圧が上昇して眠気が誘発される。運転中は定期的に外気を導入すると良い。

  2. いくら羊を数えても眠れんのに!電車の振動は胎児がお腹の中で聴く音に似てるとか?車を運転していてカーブでハンドル操作をする、当たり前だが全ての動作を細かに記憶してる方はいらっしゃるだろうか?実は催眠術の一種らしい?チト嘘くさいが?

  3. 高速道路などでは単調な運転にならないよう、あえて直線を避けて緩いカーブにしている所もあるそうです。また、昔から深夜ラジオのリスナーには少なからず長距離トラックのドライバーがいることからも、ラジオも眠気覚ましには有効みたいです(逆にテレビは危険)

  4. 3大都市圏近郊はラジオのカバー範囲を広げた方が眠気対策になると思います。

    でも、確かに山道を走っていると平坦な道より神経を使う分、安全運転出来るのも確かに。

    まぁ、車のラジオ周波をFM、AM共に広げてイランラジオやラジオスプートニクの放送をカバーするのも検討に値すると感じた。

    それと一般国道の山道は片側1車線でも快適に走れる様にした方が楽だし裏道にもなれる。

    国道152号や299号、157号など高速道路より整備すべき国道もあると感じる。

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