伊豆の尾根から温泉へドライブ ラスク作りや光る露天風呂も
伊豆スカイラインをドライブ。わさび田やラスク工場などを巡りながら、伊豆最古の温泉を目指します。
伊豆の尾根を通って“食”の温泉地へ
【本記事は、旅行読売出版社の協力を得て、『旅行読売』2017年8月号に掲載された記事「今日もドライブ日和 第18回〈静岡〉伊豆スカイライン 修善寺温泉」を再構成したものです】
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街中では静かなエンジン音が、箱根ターンパイクの急な上り坂では俄然大きくなった。小田原の海岸に近い起点と大観山展望台までの距離は約14km、標高差は1000m近くになる。1km進むごとに70mを駆け上がる計算だから、エンジン音が高鳴るのも無理はない。
坂を上り切ったご褒美は大観山展望台からの風景だ。眼下に芦ノ湖、雲の向こうに富士山の雄姿が見えた。富士山はやがて雲に覆われ、この後走った伊豆スカイラインからは望めなかったから、大観山の展望は印象深かった。
ターンパイクから県道20号を経由して、伊豆スカイライン熱海峠ICへ。熱海峠で料金所に入る前に姫の沢公園に立ち寄った。姫の沢公園はツツジ山、スイレンが咲く池の広場、8月上旬までが見頃のアジサイ園など、四季折々の花が楽しめる。一般的な植物公園のイメージとは異なり、広大な傾斜地に花園が点在するので、山道を歩かなければならない。まるで、ハイキングなのだ。ウオーキングに適した靴で、飲み物を持って散策しよう。
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熱海峠ICから続く伊豆スカイラインは、出だしは標高が高いため樹木が低く、左側に熱海のホテル群や初島、右側に沼津や富士市の街並みと駿河湾が見下ろせる。とはいえ、カーブが連続する下り坂。頻繁に設けられた展望駐車場にクルマを止めるのが得策だ。冷川ICまでの約31kmは前半が尾根、後半は林間のワインディングロードを行く。
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