日産「シーマ」(初代) なぜ「現象」と評されるほど世間に受け入れられたのか 2017.08.21 下高井戸ユキ(ライター) 5 ツイート お気に入り tags: 自動車, 旧車, 日産 【写真】日産「シーマ」(初代)のインテリア 日産「シーマ」(初代)のインテリア(画像:日産自動車)。 この画像の記事を読む この記事の画像をもっと見る(7枚) テーマ特集「【自動車】シルビア、プレリュード、セラ… 今も色褪せない旧車の魅力とは」へ Writer: 下高井戸ユキ(ライター) コスメ系雑誌などに、インタビュー、ライフスタイル系記事を執筆。「クルマ」と、「クルマ好き」が好き。運転は苦手。 1 2 3 4
シーマ2代目はセドグロ、プレジデントのモデルチェンジ、国内仕様のインフィニティ、Jフェリー発表等の影に隠れてしまい程なくバブル崩壊の憂き目にあったまさしくバブルの落とし子的な存在だった。
バブル崩壊直前の湾岸戦争でガソリン高騰し、低燃費に舵を切る風潮もあった。
あらためて見ると、余分なプレスラインやデコボコがないスタイリングは好ましい。
俺らはY31末期に追加されたブロアム系ではないクラシック系にVG30Eを搭載した30SVを選びました。シーマは価格も高い割りには結局はY31、随所に見て取れる共通骨格や車内構成などで断念、これらは2代目シーマもセドグロに準じてましたが、VH41DE搭載やセダンへの変換、更には4WDの追加などバブルに乗って売れた初代よりも確かにニーズに配慮したモデルでした。僅か100ccの差から税率が上がる問題や、妙にQ45を超してはならないような物造りに議論もありましたが、別の道を歩み始めた2代目も俺ら個人的には成功した車だと思います。
これがシーマ現象なら、プラットフォーム共通化でコストを削る曲がり角だったのかも?これ以前から共通構造なるものはあったけど、あの崩壊から各メーカーがこの方式に一気に加速しましたね、今やスカイラインからプレジデントまでインフィニティーブランドを日本名で言われても車が似てて何が何だか?分からんし、初代マジェスタこそクラウンを名乗りつつフレーム構造から脱却した車なのに、何とクラウンから名目独立したはずの現マジェスタがクラウンとの差別化に前クラウンの3500V6のハイブリッドを採用するなど?何か車を選ぶと言うより企業の船に乗らされてる感がするのはボクだけでしょうか?
前記事のレパードも同じ血族で売り出すタイミングで光を見ないというか?ただ車って愛着があると所有してるだけで嬉しいし、車庫に止めてあるのを眺めてにニヤニヤ?するのもいいし?グラントリノと言う映画の1シーンで主演俳優が車庫で酒を飲みながら自分の旧車のアメ車を眺めて、いい車だ!と言う、こんなオーナーなら世間で光を浴びなかった車も幸せでしょう。プリンス系がグロリアで日産系がセドリックとしてシーマを扱うような双子車販売も今はプリウスのように全体で扱う時代からすれば、これもバブルの象徴だったのですかね?