トヨタ「スープラ」(国内初代) 時代とシンクロした出世魚、その目覚ましい進化とは(写真14枚)

トヨタ「スープラ」は、もともと海外輸出車の名前で、国内初代は海外だと3代目にあたります。しかしこの国内初代こそが、その後の「スープラ」を決定付ける、最も進化を遂げたモデルでした。

伝説の名車「2000GT」の精神と魂を

 国内初代(海外3代目)となる「スープラ」は、ボディ形状こそ、先代「セリカXX」同様のリトラクタブルヘッドライトを持つ3ドアハッチバックでしたが、クーペライクに仕上げることで、「ソアラ」と並べても見劣りしない優雅で精悍なスタイルを実現。専用設計のインテリアもスポーツカーらしさを重視したドライバー中心のデザインとし、ワイドサイズのデジタルメーターや電動スポーツシートなど特徴的な機能が備わっていました。

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1986年デビュー時の3.0GTターボのインパネまわり。最上級グレードには、パノラミックデジタルメーターが標準装備だった(画像:トヨタ)。
1986年デビュー時の3.0GTターボインテリア。細やかな調整が可能な電動スポーツシートは本革仕様も選択可能(画像:トヨタ)。
初代(国内)「スープラ」に搭載された最高出力230psを誇る3.0L直列6気筒DOHCターボエンジン(画像:トヨタ)。

 メカニズムは、前記したようにトヨタの最新技術を満載した2代目「ソアラ」とほとんどを共有するもショートホイールベースに改めるなどボディにも専用の改良を実施。もちろん、当時、最強となる230psを発揮する3.0L直列6気筒DOHCターボエンジンを「ソアラ」同様にトップグレードに搭載していました。

 新型開発の志の高さは、カタログにも表れており、伝説の名車「2000GT」を引き合いに出し、「トヨタ『2000GT』の精神と魂を蘇らせた」という趣旨の解説がされていたほど。メカニズムでは、「2000GT」以来となる新開発の四輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションが採用されていることも強調されていました。

 モデルライフの中で、数々のアップデートが加えられた初代(国内)「スープラ」ですが、そのなかで忘れてならないのがエアロトップとワイドボディの存在でしょう。

 世の中は、バブル真っただ中。より豪華さを演出するアイテムは大変人気を集めました。ルーフ全体を着脱できるエアロトップは、ノーマルボディよりもボディ剛性は低くなるため、スポーツカーとしては不利なアイテムにも関わらず、サンルーフとは比べ物にならない開放感が支持されました。

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デビュー直後に追加されたエアロトップ。ルーフそっくり着脱可能。外したルーフはラゲッジルームに収納できた(画像:トヨタ)。

 またワイドボディも当初は輸出車専用でしたが、日本にも導入。これは税制の改正により、自動車税が排気量によって細分化され、3ナンバーとなっただけで税金が高額となることがなくなったため。とはいえ、世間は3ナンバーといえばリッチの象徴。「2.0GTツインターボ」のワイドボディ仕様なら、税金は2000CCクラスそのままで3ナンバーとなるため大人気となり、結果的には標準ボディの方が珍しい存在になってしまうほどでした。

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コメント

4件のコメント

  1. 昔は5ナンバー枠でも大きく魅せられた車は沢山あった、今は逆に5ナンバーが珍しいくらいですね、セリカXXからスープラ、海外名で売り出すことの効果、3ナンバー車への憧れの証だったのでしょうか?今でも狭い日本の駐車場事情からすると5ナンバーは熟有り難い存在だと感じますがね

  2. 3.0limitedに乗ってました。

    今は中古もなかなかなくて、出てたら欲しいくらい。

    ほんとにバブリーな車でした。

    またこういうスポーツカーを作って欲しいなあ…

    • 3ナンバー実に羨ましい!俺は中古の2代目XXの1G-GE中古5MTでした。中国道の津山近辺で渋滞にはまってたら突然クラッチが切れっぱなしになって立往生!原因はブースター何じゃら?言われたけど後も7年使いました。

  3. 初代(国内)がソアラと車台共用された理由はスープラがソアラに寄ったというより

    セリカがFF化されたので直6が積めないのでセリカファミリーから出て行かざるを

    得なかったという理由のほうが大きいと思いますがね。

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