世界遺産が走る「天空の街」インド・ダージリン 待ち受ける3つの「T」とは?

ヒマラヤ山麓の標高2000mを超える高地に位置するインドのダージリン。ここの観光では3つの「T」があるといいます。

高地の斜面に広がる茶園 夏摘み茶の爽やかな香り

 午後はダージリン・ティーを楽しんだ。茶園は80か所以上で、街の外に見渡すかぎりの茶園が広がる。春から秋にかけて茶摘みが見られるという。紅茶はホテルやレストラン、一部の農園で飲めるが、ガイドに案内され、茶葉専門店マユクで試飲した。

 茶葉は摘み取り時期によりファーストフラッシュ(春摘み)、セカンドフラッシュ(夏摘み)、オータムナル(秋摘み)に分かれ、遅摘みほど色やコク、渋みが強い。特に良質なものは「マスカテル(マスカット)フレーバー」と呼ばれる独特のフルーティーな香りがするという。一番茶の芯芽を集めたホワイトティーと呼ばれる最高級品もある。

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ダージリン・ティーを試飲した茶葉専門店。遅摘みの茶葉でいれた紅茶ほど色が濃い(福崎圭介撮影)。
バグドグラ空港に戻る途中で見かけたアッサム・ティーの茶園(福崎圭介撮影)。
12月のダージリンは寒い。ガイドのキショールさん(右端)が友人宅で熱いチャイをふるまってくれた(福崎圭介撮影)。

「ポットにセカンドフラッシュの茶葉と湯を入れ、3分~4分しっかり蒸らした後、ティーカップに最後の一滴まで注ぎます。ブラックティー(ストレート)で香りを楽しんで」とキショールさんがすすめる。

 口にすると、爽やかな香りが鼻を抜け、ふくよかな風味と、かすかな渋みが広がる。世界三大紅茶の一つとされる雑味のない端正な香りに、旅の疲れもほぐれていく。この茶葉がここからヨーロッパや日本など世界へと広がっていった歴史を思うと、味わいはさらに深まるようだった。

●旅のインフォメーション

・交通

 エアインディア・全日空・日本航空の成田~ニューデリー直行便で約9時間30分。ニューデリーから国内線約2時間のバグドグラ空港で乗り合いジープなど車に乗り換え2時間30分~3時間。コルカタからバグドグラ空港へ向かう国内便もある。

・時差

 日本より3時間30分遅れ。

・ビザ

 観光ビザが必要。

・通貨

 インドルピー(R) 1R=約1.65円(2016年5月現在)。

・気候

 年間平均気温は12.5度。標高2000m以上で、夏も朝晩は冷え込むので防寒具が必要。

・問い合わせ

 インド政府観光局:電話03・3561・0651/http://incredibleindia.org/

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『旅行読売』2017年9月号。特集は「わざわざ出かけたい 道の駅」と「星降る 高原、海の宿」。

・旅行読売(Fujisan.co.jp)

http://www.fujisan.co.jp/product/2782/ap-norimono

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. ダージリンって今、紛争が起きているとも聞いたけど、大丈夫かな?

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