【動画】もし超電導リニアが、500km/hで目の前を横切ったら …圧倒的だった
500km/hで走る超電導リニア。それが目の前を横切ったら、どんなふうに見えるのでしょうか。N700系新幹線、“普通の電車”と比較してみたところ、やはり驚きでした。
超電導リニアと新幹線N700系、「普通の電車」を比べてみたら
フルスピード500km/hの超電導リニア、目の前を横切ったら……どんなふうに見えるのでしょうか。
まず速さを比較するため、東武野田線8000系電車が横切る動画。速度およそ80km/h、列車の長さは約120mです。
次に、東海道新幹線N700系電車が横切る動画。速度およそ260km/h、列車の長さは約400mです。
そして、超電導リニアL0系。速度はおよそ500km/h、列車の長さは152mです。
もしかしたら「超電導リニアは列車の長さが短いので、実際以上に早く見えるのでは?」と思うかもしれません。
そこで動画の再生速度を変更し、152mに列車の長さをそろえてみました。400mのN700系、その動画を2.6倍速で再生すると、列車の長さが簡易的に152m相当になる、という理屈です。
再生速度は、超電導リニアが1倍速、東海道新幹線が2.6倍速、東武野田線が0.8倍速。すると列車が通り過ぎるまで、リニアは「1.1秒」、東海道新幹線は「2.1秒」、東武野田線は「6.6秒」という結果に。動画で見ると、その圧倒的なスピードがよく分かります。
ちなみに超電導リニアL0系は、試験走行でギネス世界記録の603km/hを達成しています。動画の再生速度を変え、そのスピードにしてみると……。603km/hは秒速167.5m。まばたきのあいだに、走り去っていました。
【了】
時速500キロメートル、つまりほぼ秒速139メートル。いいかえるなら20メートル車7両編成よりほんの少し短いだけの距離を1秒で駆け抜けるのか。すさまじいな。ちなみに秒速1メートルは時速3.6キロメートルです。